3日
日曜日
サヴォナロラ、サヴォナロラ、好きになった人
火あぶりになっちゃった。朝、7時半起き。ぐっすりと熟睡。バテとか不調とかがないのがありがたい。朝食、サツマイモとタラコスパいずれもちょびっと。ダイエット・スープ。週アスの原稿、形をスッキリさせて完成。
エンターブレインNくんから電話。やっとゴジラ本終わったので、対談本に再取り掛かり。また忙しくなる。官能倶楽部同人誌原稿、やり始める。〆切がちょっとのび たので、いきなりペースが落ちるのは困ったもの。ゴジラと言えば最終試写に行かね ばならないので、その当日入れてしまったインタビューの日取りをズラしてもらうべく、某編集部にFAX。
風呂入っていたら母から電話。親父、またいろいろしゃべるようになったとか。そう言えば三○年来、実家で正月のおせち料理をとってきたフジヤホテルが廃業してしまったんだった。今年のおせちはどうなるのであろう。昼はさぬきうどん釜揚げ。インターネットで古書数冊注文。
仕事は山積だが、やはり日曜日というのは体の回りに結界が張られているようで、身を入れられない。小版のカストリ雑誌を何冊も読み、丸木砂土や本山萩舟のエッセイを読む。カストリ『デカメロン』昭和二十七年五月号所載の、“驚嘆ユーモア奇想艶笑”と銘打たれた壽汀夢・作『処女膜盗難事件』というのがキバツこのうえない。 話はタアイないんんだが。
やっと官能倶楽部書き出す。キチガイ小説である。途中で音楽が聞きたくなり、ビデオが見たくなり、小説が読みたくなる。音楽は服部良一『僕の音楽人生』、ビデオはMTVのリキッドアニメーション2、小説は黒岩涙香『山と水』。いずれもちょっとずつ。『山と水』はどこだったかで“こんな面白い小説はない”と評されていたものだが、なるほど、筋立ての波乱万丈きわまること、凄いもの。
青山までぶらぶらと散歩に出て、歩きながら一行掲示板改装案を練る。アメトイ屋回るが、買いたいようなものなし。紀の国屋に行ったらダイヤモンド社のNさんに会う。ドウデスカと訊いたら、“会社は景気いいんですが、私のとは違う分野の景気がいいんで、私はコマッテイマス”とのこと。帰って夕食の支度。圓生『包丁』を聴きながら。ジャコめし、鴨湯豆腐、小鯛笹漬け。笹漬けは一般の家だとそのままワサビ醤油で食べるだろうが、私はちょっとあぶってから、刻んだ塩昆布、カイワレ大根などとあえて、和風サラダのようにして食べる。まだちょっと残っていた博多焼酎『魔 王』飲み干す。