裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

28日

水曜日

ペレストロイカペレストロクナイカ

 はっきりしなさい。朝8時起き。昨晩はエアコン入れるほどの暑さでなし、涼しくて寝やすいという晩ではなし、何とも中途半端な眠りだった。ウルトラマンと仮面 ライダー比較論の夢。朝食、チキンとマッシュルーム。新聞によるとムツゴロウ先生、ヨーロッパの動物園でライオンに指を食いちぎられたとか。カナダの動物学者には熊に顔を半分食われて、なお研究を続けている人もいるというし、勲章と思えばよろしい。まあ、マージャンはしにくくなるだろうが。

 朝から荒れ模様、気圧乱高下。後頭部がプクッとふくれて破裂するような、そんなイメージ。出版社担当編集部とメール数通やりとり。薬局新聞一本アゲて弁当作り。炒り豆腐。風呂上がり、寝転がって暗い寝室でポルトガル中世聖歌のCDをじっと聞くうちに神経がスーッと落ち着いてきて、後頭部がしぼんだ感じになる。札幌の古書店から注文品届く。いくつかサービス品(カラサワさんの好きそうなもの)がオマケで入っている。小山春夫(白土三平の影武者的存在だった人)の労組賛美マンガなどがあってウレシイ。

 参宮橋でチャーシューメン食べる。体にカツ入れるために豆板醤ぶちこんだら気管に入ってしまいむせるむせる。雨はしげくなり、風も出てくる。入ってきたサラリーマン風のおじさんがたまらん、という感じでビール注文して飲んでいたのが、やたらうまそうだった。西口の三菱銀行で金を下ろし、古書店に払い込み。買い物して渋谷へトンボ返り。時間割で青林堂Yくん。旧ガロに連載していた『鋼鉄人間28号』を未完のまま単行本にするという話。しかし、一冊にまとめるにはページ数足りないでしょう、と意見をのべる。いろいろ考えて、なをきとも相談の上ということで出る。家に帰ってなをきに電話して打ち合わせ。描きおろし、スケジュールなどを調整した上でなんとかまとめてみよう、ということに。しかし、そうなると問題は刷り部数だよなあ。

 帰ったら幻冬舎から。来年の文庫の話。鬼が笑うというが、もう半分も過ぎたからなあ。原稿、同人誌のもの。と学会、官能家両方あるので忙しい。テレビつけたら、おサト八十助離婚の道行、泥沼化の様相を呈してきている模様。歌舞伎役者に貞節を求めること自体どうかしているが、そもそも三津五郎の家系はお家騒動が十八番で、八十助の親父の三津五郎が、フグ食って死んだ養父の後を襲って三津五郎を襲名したときも、先代未亡人が坂東流家元の座をめぐって別の三津五郎を立てようとする骨が らみの泥仕合を起こしている。こういうのも“文化”の一面ですって。

 不倫と言えば今回の選挙の船田元。あんなとっちゃん某や顔で不倫が出来るのが大したものだが、船田王国とまで言われた代々の選挙区で彼を落選させたのがテレビのワイドショー報道であることはまちがいないだろう。ただし、ワイドショーの正義には一貫性がないのが特長。なんだかんだ言っても、八十助・サトの不倫には甘くて船田・畑恵の不倫にはキビしいような気がするんだがな。

 夜9時、夕食。芽ネギサラダ、キンキ蒸し、ラムゆず胡椒焼き。あまったご飯で炒飯も作ったが、ダシスープを入れすぎてオジヤになってしまった。ビデオで『マグマ大使』、サソギラスの巻。若き日のきくち英一と大月ウルフが出ている。若いころから二人とも、アクの強さは変わらないねえ。

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