14日
水曜日
男色昼寝つき
タイトルに意味はない。朝8時起き。朝食、スープスパゲッティ。日記つけ、裏モノではしゃぎすぎの矢野亜郎さんへの注意書き込み。それにしてもあの人のヘッダの“話は聞いた”って、元ネタは何なんだろう。あ、ここの日記を読んでいる人へ言っておくけれど、唐沢俊一の日々の思考の記録というのは、こことニフティのコメディフォーラム“お笑い裏モノ探偵団”を合わせてワンセットになっている。ここをのぞいている人はすべからく裏モノ会議室にも目を通すべし。もちろん、それにさらに、一般の人がのぞけないところもいくつも加わるんだが。
K子に弁当(炒り煮風肉じゃが)作り、いろいろ雑用を片付ける。新宿へ出て、ねぎしで辛子みそたん焼き定食食べる。意地汚なで麦ご飯半杯おかわりしたら胸が焼けてまいった。紀伊国屋で資料本買い込み。帰りの電車の中で読んだ本に載っていた俗謡の、“坊さんだまして還俗させて、小鰭のすしでも売らせたい”というのが何故か耳について、一日じゅう頭の中でリフレインしていた。
3時、東武ホテルで福音館書店T氏。『大きなポケット』新連載の打ち合わせなのだが、ここは秋に原稿出して、掲載されるのが翌年の春というテンポのところ。以前から特集記事などの打ち合わせしているのだが、どうも調子が狂って、まとまらないんだよな。その間にネタが古くなってしまう、という不安が常につきまとう。
通販で届いた東芝EMIのCDボックス『笑ウインドウ』聞きながら原稿書き。以前に出た『笑ケース』の続編のコミックソング集で、『鴬谷ミュージックホール』や『日本全国酒飲み音頭』などという大ヒット曲から、萩本欽一『山に上れば』のようなカルト名曲、手塚さとみのロリコン歌謡『パジャマSONG』など108曲。『笑ケース』と合わせればムリョ216曲のコミック・ソングを網羅しているのだが、それでも、私が本で紹介した『ナンジャモンジャ』や『息もつかずに』、さらに舟木一夫の『怪傑! 自雷也』みたいな名曲がまだ収録されていない。コミックソングの世界の奥深さは底知れないものがあるなあ。
昨日おとといは一日じゅう雨で、気圧は逆に安定し、調子よかった。今日は夕方あたりから雨もあがり、陽がさしはじめたが、無性に眠くなって弱った。晴れるのもダメかい。6時、時間割でエンターブレインNくんと打ち合わせ。鶴岡との対談本の内容ツメなおし。いろいろとアイデアは出るが、私の独演会になりそうだったり、前調べがかなり必要になりそうだったりでうまくいかない。かなり長時間話し込んで練った末に、なんとかこれなら面白くなりそうだ、というテーマをヒネリ出し、その線でまとめることにする。Nくんが打ち合わせ開始のときにとったピザトーストが、結論が出たときにはすでにカチカチに冷えていた。オブチさんだね、ともはや追憶のカナタに行ったギャグ。
それやこれやで、今日行こうと思っていたロフトプラスワンの二村ヒトシのイベントには行けず。後で聞くと浣腸打ち大会などがあり、女王さまに浣腸させられて壇上でどれだけ気をそらしてガマンできるか(アニソン歌ったりして)というキチガイのようなノリであったそうで、ひょっとしたら壇上に上げられていたかもしれず、行かなくてよかったかもしれない。次回の二村氏のホモイベント(ウィズ小倉東)には、私はビデオ出演するです。
夜はそのために遅くなって、K子とおでんや『二合目』。スズキの香草焼きレモンバター風味というのが、まるきりおでんやぽくない洋風料理だったがおいしかった。純米吟醸酒でちょっと酔う。