裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

15日

木曜日

兄嫁ことよろ

義姉さん、今年も秘密の関係よろしく(マドンナメイト風)

※メディアファクトリー原稿 『荒川強啓デイキャッチ』コメント

恒例夢日記。
ワケアリ女性と温泉宿に泊まるが、そこがスーパー銭湯みたいな
大衆浴場でムードも何もなし。メシも大広間にイレコミ。
しかし大人気なので、たまたま話が出来た宿の若旦那に理由を
聞くと、アメリカのカリスマ歌手が一度ここに泊まって
気に入って、その歌手の定宿として有名になったからだという。
「もっとも、泊まったのは一度きりですけどね」
と若旦那は笑う。私はその歌手の名前をどうしても覚えられない。
大広間のテレビにはそのカリスマ歌手が
健康器具の宣伝をしているCMが常に流れていて、
「ありゃトンデモでしょう?」
とその若旦那、言う。
若旦那が注文したまかない飯が、プレートにご飯とシチュー
みたいなものが一緒に盛られているもので、うまそうなので
私と女性もそれを頼む。
食べながらも、歌手の名前を思い出そうとするが思い出せないまま。

朝8時まで目も覚めずグッスリ。
酒の飲みすぎか食べすぎか、はたまたゆうべのはしゃぎすぎか、
胃がシクシク痛む。
昼前には治ったが。

9時朝食。
オレンジ半個とブドー10粒ほど。
ドロリ、としたアオマメスープ。
自室に戻り、正午までにメディアファクトリー原稿、
書いていた章を書き上げ、編集Sくんにメール。
折り返し電話で、河井さんのラフ原稿が送られてきたというので
自宅の方へ届けてもらう。
2時ころ、受け取り。
目を通す。
40ページに及ぶ大力作。

入浴が1時ころ、昼食が2時過ぎになる。
焼肉とナラヅケ、卵焼き。
食べている最中に電話、TBSラジオから。
荒川強啓デイキャッチで、イギリス国防省が昔のUFO関係の
資料を公開した、というニュースについて、コメントを
してくださいという依頼。

OKして3時半まで仕事いろいろ。
時間になって電話あり、5分ほどそれについて話す。
強啓氏を笑わせられたし、まずまずの自己採点。
ニュースに出てきた“緑色の宇宙人”の元ネタのひとつとして、映画
『INVADERS FROM MARS』を挙げてマニアっぽさ
もねらってみた。これが1953年公開。
F・ブラウンのSF『火星人ゴーホーム!』刊行より
2年も早いのは調べて気づいて驚いた。

コメント終わって、バスで新宿〜渋谷。
事務所で荷物等受け取り。
K子に作品の再録依頼があったので連絡。
幻冬舎Nくんから、予定していた単行本、7月末刊行予定に
もう組み入れてしまいましたので、という連絡あり。
スケジュール考えてあせるが、しかし気が奮い立つことでもある。
これで7月は2冊(ひょっとすると3冊)同時刊行となる。

親しい知人が子宮筋腫か卵巣腫瘍(まだMRIにかけないと
どっちかわからない)の疑いありで、手術もあるかも、
というのでいろいろ心中思うことあり。
本人は案外ケロリとしているが、旦那さんの心配は察して余りある。
一方で、旦那さんであるダーリン先生が脳梗塞で倒れた
ノリローさんの、前向きに明るく振る舞おうという日記も心を打つ。
他にもそういう方からメールあることもあり、つれあいの病気というのは、
本人の病気以上に大変だなあ、といろいろ考えさせられる。

四川省の地震被害さらに拡大、写真報道をとても直視できない。
で、日本に“世界で最初の支援”を認めるぞよ、
という中国政府のありがたいお達し。
国家的災害までをも外交に使ってしまうそのしたたかさ、
凄まじといいつべし。
ネットで見たのだが、ダライラマが今回の地震を引き起こした
と言っているところがあるようだ。
情報源はここ↓で、
http://www.amaterasuohomikami.net/search.cgi?action=toppage&indate_d=20080417190938
「先月のチベット騒動の時、ダライ・ラマの勧請により大地龍の
1体が地球深奥から浮上して、現在、チベット近辺から北京に
向けて龍頭が向いています」
というのを、
「これが4月17日の記事だから凄い」
と感心している(この文章を引用したサイトの筆者が)が、
地震が北京でなく、チベット人が多数居住する自治区で
起ったことはどう説明するのか。
どうも、地震予知肯定派には、時期だけに固執するタイプと
場所だけに固執するタイプに別れる傾向があるようだ。

バスで新宿まで行き、ハルクで買い物。
アオリイカの刺身があったので、これで一昨日のイカの
コチュジャン和えを作ろうと買う。

地下鉄で帰宅。
編集Sさんと事務ばなしのメールやりとり。
マドから、古屋兎丸さんのポスター用イラスト(9月のルナ公演)
届く。これまた大力作。このあいだもそうだったが、
河井克夫さんと古屋兎丸さんとは同じ日に打ち合わせしたり
絵を見せてもらったりということが多い。
西手新九郎であるが、天才同士というのは磁力で引き合うのかも
わからん。

9時、体力が限界に達した。
イカフェ、シッタカ貝の煮物、それとウズラ卵の残りをベーコンと
一緒に焼いて目玉焼き、これらを酒のつまみにして。
イカフェはイマイチ。
やはり自分でおろしたイカと刺身を買ってきたのとでは風味に
雲泥の差あり。
戦後のニュース映像を資料でずっと見続け、1時就寝。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa