裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

11日

日曜日

バッハ上方

大阪のクラシック音楽の殿堂やでー!

※と学会例会 フィギュア王コラム執筆 杉鉄鼎談収録

明け方、例により夢。
山田風太郎みたいな外見の老作家が
自分の作詞作曲の演歌『女の帰り道』のCDをカラオケパブに
持ち込んでは延々と唄い、嫌われるという夢。
私はいい気分で唄っている作家になったり、その歌を
聞かされてうんざりしている側になったり。
「後ろ髪ひかれながら
 帰る道
 あなたの部屋が遠くなる……」
とかいう歌詞だった。

最近、朝6時ころ目が覚めて、それから8時まで
トロトロしたり、二度寝したり。
この時間が一番楽しい。

8時起き、今日もスケジュール立て込んでいるので、
準備いろいろ。
9時、朝食。
小メロン半個とオレンジ半個。
青汁、スープ。
明日は早いので朝食いらないと伝えておく。

原稿、フィギュア王コラム。
某知人のエピソードを使わせてもらう。
そこからどこへ発展させ、どこへ落ち着くか、がミソ。
書いている途中、一件仕事がらみ(初めてのところで、
どういうものか全く不明)の連絡あり、これに手間取って
出かける時間までに完成はさせられず。

高田馬場まで行き、タクシーで会場まで。
と学会例会。
明木先生から、名古屋の新聞に載ったご自身の記事コピーをいただく。
こっちでは手に入らないので読みたかったもの。
進行役の植木不等式さんに許可得て、大賞の連絡事項を
発表開始前に。エクストラ発表者、進行役等々出演者発表。
それから例のごとく発表に移る。
三番目に発表で、『シンプソンズ』などのアニメーターを
やっているエイミー・M・スタインバーガーというオタク女性
の日本旅行記、『日本愛 Japan Ai』を紹介。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1933617837/karasawashyun-22
「これ、版権とって日本で翻訳出版すれば?」
という声があがった。

前半発表が終わったのが3時半。
このあいだと学会に入会してすぐに発表をお願いした光デパートさん
きだてたくさんに重ねてヨロシクと挨拶、
本郷さん、K川さんや開田夫妻、談之助、梅田かずおさんなどと
挨拶、IPPANさんと新田五郎さんには発表時間のことで。

そこで中途体積し、一旦自宅に戻る。
すぐその後の発表でテスラコイルの実験があったそうで、
見られなかったのが残念。
書き残した原稿を書き上げて、編集部とK子にメール。
それから、丸ノ内線で荻窪へ出る。
荻窪駅前でIPPANさんと落ち合い、
ルミネのうどん屋で虫やしないの釜揚げうどん。
杉鉄本完成記念イベントの件をちょっと打ち合わせる。

そこからバスで一駅、杉鉄事務所ジェオのスタジオ。
杉ちゃん&鉄平に二人はミキシング最終チェック中。
社長のMさん、マネージャーKさんとIPPANさんを
引き合わせて、イベントの件、改めて打ち合わせ。
販促用のインストイベントと、刊行記念のと学会トークと
演奏のコラボライブを両方やりたいな、と。
途中でオノも来て打ち合わせに加わる。
ジェオの事務所の、資料から衣装からが雑多に詰め込まれている
状況を見て、“ああ、ウチ(東文研)だけじゃなかったんだ!”
というような、実に嬉しそうな表情を見せていた。
会場押えの件いろいろ。
さらに小学館クリエイティブのW氏、S嬢も来て。

全員で完成した曲を視聴する。
お遊び(特撮・特番・トンデモ・オタク系)と超絶演奏が絶妙に
ミックスされた、素晴らしい出来。
もうちょっとマニアックに遊んでもよかったかと
思うが、最初から飛ばしすぎない方がいいだろう。
私の初プロデュースのCDということになる。
ちょっと体が震えた。

録音スタジオの中でライナー代わりの鼎談を。
杉ちゃん曰く、これまでは全部自分たちの発想で
曲を作ってきたが、他人からああしてくれこうしてくれとの
注文で曲を作ったのは初めての経験で、非常に有益だったと・
そう言っていただくとありがたい。

そのあと、杉鉄、ジェオスタッフ、オノと連れ立って
飲みに。客家亭が開いているかな、と思って
立ち寄った(あぁルナの稽古帰りにしょっちゅうここらで
飲んだので、もう完全に庭である)が、ラッキーで、
ちょうど空いている時間だった。
ビールで乾杯、いろんな話を交えつつ、非常に楽しく。
揚げパンを頼んだら、練乳が小皿についてきた。
私はこんな酒に合わない食べ方はせず、
シジミ醤油漬けの汁とか羊肉炒めとかと合わせて食べるのだが
鉄平くんが練乳をつけて食べて、
「これはおいしい!」
と、いきなり三切れも平らげた。
杉ちゃんの奥さん(北海道出身)、こないだ私をバス停に
送ってくれる際に、私の口から“大谷会館”(札幌にあったイベント用
ホール)の名前が出たんで、懐かしさに爆笑したそうである。

ここは東文研でオゴリ。ジェオさんが、
じゃあ次は……と、居酒屋系の店へ(鉄平くんはここで帰宅)。
杉鉄マネージャーのKさんも加わり、話があっちいったり
こっちとんだり。
焼酎をグイグイやって、かなり回った。
12時、体力もそろそろ限界につきお開き。
いや、久々の楽しさだったね、とオノと話す。
一人、タクシーで帰宅。
明日は早い(大賞の会場下見)なので、早く寝ねば、と
ベッドにもぐりこむ。

※鼎談風景(撮影・小学館クリエイティブS嬢)

Copyright 2006 Shunichi Karasawa