裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

3日

土曜日

ドストエフスキー『パクチー』

ロゴージンは香菜が大好物だった。

※ビデオ撮影準備 パクチーハウスライブ

WAHAHA本舗が児童劇専門の劇場を建て、そこに
特別出演する夢。
子供用劇場なので、ロビーにジャングルジムなどの
遊具が設置されている。
私は主人公たちを襲うクモの化け物の声担当で姿は出ないが
それでも全身にクモの扮装をする。
手下の女性コーラス陣も、姿は出ないのにクモの扮装を
しており、スタッフと
「こんなところ凝っても無駄じゃないの?」
といった話をする。

8時起床。
まだ細雨蕭々。
明日はホンマに晴れますかいな。
9時朝食。
イチゴ数粒、バナナ一本。
タマネギとセロリのスープ。
母が誕生日プレゼントに欲しがった芦原妃名子の単行本類を
ネットで注文。

入浴、日記つけ、いろいろと雑用。
明日の撮影についてのいろいろと指示をスタッフや
出演者に出す。
当初5〜6人という予定の出演者が15人にふくれあがった
ので、メルアド確認するだけで大仕事。

それやこれやで出るのが遅れ、3時に経堂という予定が
3時半になってしまう。
経堂で下りたのは久しぶり。
ここのレストラン『パクチーハウス』で、麻衣夢ちゃんの
ライブが開かれるというので顔を出したというわけ。
『パクチーハウス』は日本で(世界で?)唯一のパクチー料理
専門店で、オーナーが経堂近辺在住のアーティストたちを
呼んで、ライブなどを行っているらしい。

rikiさん(は、当然として)、jyamaさん、
それにいつもあぁルナの音響設備を担当してくれている
Hくん。麻衣夢ちゃんの歌には間に合った。
『心のテープ』(アニメ『アズサお手伝いします!』のOP)
久しぶりに聞いたが、やっぱりいい。
私がキャップ文を書いている新譜からも数曲。
あきらかに歌詞の中のフック部分に進歩が見られるのは感心。
Hくんとその話などを。
トークの途中でいきなり紹介されたのに驚くが、立って挨拶。

バンドがみんな事務所のエライ人たち、というのが面白い。
ミュージシャンたちの作っている事務所なのである。
紅白のバックバンドでパーカッション叩いている人もいる。
「明日、(撮影に)お借りします」
と挨拶したら
「どうぞどうぞ、好きに使ってやってください」
と。

パクチーサンドとケニアビールの“タスカー”試みたが、
パクチーサンドがめっぽう旨い。
お客さんで今日がバースデーという女性がおり、
麻衣夢ちゃんがハッピーバースデーツーユーを唄ったが、
店からのプレゼントが一本丸々のパクチーサンドだった。

5時近くになって、明日よろしく、と辞去。
jyamaさんがrikiさんの服装にダメ出しをしていた
のに笑う。
「お客さんのセンスが悪いと麻衣夢ちゃんのライブのセンスも
下がって評価されちゃうんだから!」
と。

渋谷の事務所に行き、明日の小道具類を用意し、台本をコピー。
こういうときの定番だが、コピー機の調子悪くなり、
イラつく。イラつきすぎたせいか、腰がまたガリガリになり、
マッサージに飛び込む。
背中と腰はともかく、コメカミを指圧されたとき、
痛くて痛くて飛び上がりそうだった。
よほどイラついて奥歯を噛みしめていたのだろう。

そこからタクシーで下北沢。
寿司好で母と夕食。
白身(ヒラメ、コチ)、コハダ、甘エビ、ウニなど。
日本酒ロックで2杯。
嗜好というのが数年単位でかなりがらりと変わる、という話。
そのときに大ハマりしていた食べ物ほど、数年後には
「何であんなに毎日食べていたんだろう?」
ということになる。
最近、そのサイクルが早くなってきているかも。

帰宅、焼酎蕎麦湯割(これも最近のハマりである)でちょっと
酔いを調節しつつ、明日のこともう少し整理。

※パクチーハウスでの麻衣夢ちゃん、誕生日プレゼント。撮影はriki氏。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa