裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

13日

土曜日

ピラニアには二羽にわとりがいる

 タイトルに意味はない。朝7時起き。5時半に目が覚めたのだが、今日はいろいろ予定があるので6時にまた寝る。最新ナビゲーションシステムメガネをつけて地下街を歩いている外人親子の夢。朝食8時。ピメント入り掻き卵、サクランボ。10時までに週アス一本やっつける。

 K子に弁当。シソタラコご飯に揚げシューマイ。シャワー浴びて11時、青山オーバル・ビル前でフリマ取材。海拓舎の本に使う図版写真用だったが、曇天で、朝雨もよいだったので出店者少なく、おまけに途中でまた雨。次の機会にもう一度、ということにする。ホントに週末は雨になるな。芝崎くんとオーバルビル地下の“日本一うまい”と何だかの雑誌でオリガミのついた回転寿司屋に入って昼食。ここはネタの元の姿をちゃんと写真にして飾っている。的鯛などは熱帯魚のような派手な姿だが、期待したほど(何の期待だ)グロテスクなものはなし。

 帰って読書しながら少し寝る。雨の日は眠い眠い。早川書房S編集長催促電話。それから某社Nくんからメール。やっとサブカル部門が設立したので企画お願いしますとのこと。企画ならいくらもある、などとちゃらっぽこを言っておく。昨日の『江戸の戯作絵本』に、作者が出版元に一年後の正月の出版物の依頼にやってきて、作者が“何、書こうと思えばいつでも書ける。この春のうち書きやしょう”などと言っておいて三月まで待ったが沙汰もなく、四月五月のころ催促するが六月になっても七月になってもいいアイデアが出ないなどとずるけて、八月になって大かんしゃくを起こした版元に“そろそろ広告を打たねばならぬ時期なので題名だけでも決めてくれ”と詰 め寄られる『亀山人家妖』というのがあるが、身につまされるつまされる。

 6時まで仕事して、7時、新宿から上野へ出る。雨ドシャになる。睦月さん主催の軍歌会。上野北京飯店で毎年2回、開催しているものにここ数年、出席させてもらっているが、上野では今回が最終回。軍服姿に身を固めた軍歌ファンたちと、こっちからはわれわれ夫婦に安達Bさん、開田夫婦、談之助師匠。今回は特別ゲストで白山雅一先生。この会で歌われるマニアック極まる軍歌の数々に“七○年ぶりに聞いたよ”などと感動していた。ご本人もご機嫌で小野田少尉の声帯模写などなさる。そのあとカラオケ大会に移行、ただし昭和20年代の歌に限る、という縛りつき。苦労して曲を探して、『ミネソタの卵売り』と『三味線ブギ』。逆に言えばよくこんなのが入っ ているな。

 10時解散、腹が減ったので開田夫妻、ノスケ師匠と韓国ファーストフーズ店『ビビンパ』。下の派手な看板を見て入るが、普通のマンションの中にあるんでちょっととまどう。引っ越しばなしなどしながら石焼きビビンバとビール。11時半、帰宅。昼寝もしたし、と思っていたが朝まで目も醒まさずグッスリ。

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