裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

10日

水曜日

シリア〜ルむぎ茶

 バス殺人、もう一人殺してたら絶対出たであろうシャレ。2ちゃんねるで1000番、犯人からとった奴ってのは誰かわかってるんだろうか。朝7時起き。ゆうべの酒がまだ少し残る。昨日Fくんと話したことだが、私は三日徹夜で原稿を仕上げるなどという体力がないから、その分を規則正しい生活リズムを保つことで埋めている。朝食、アボカドとスモークト・サーモンのサンドイッチ、サクランボ。午前中にナンプレ原稿、完成してメール。と学会パティオに書き込み。掃除のおばさん来て、風呂場 などを洗う。

 学陽書房Hくん電話。使用写真の件について報告聞く。あとマエアトのゲラのことなど。原稿ワシワシ。おとついの日記に書いた思いがけないルートから来た思いがけない話、実は当方のカン違いだったことが判明。つまり、おとつい来た思いがけない話は別に思いがけない人物ルートできたわけではなく、非常に思いがかった(そんな日本語があるか)ルートで来た正式なものであり、思いがけないルートの方は今日、別クチで来た話に関連したものであった。こっちの話の方はそれほど思いがけない話ではなく、このルートからくる話としては十分に思いがかる(また変な日本語を)話である。これはその思いがけないルートからの伝言と思いがけない話が、連続でこっちの耳に入り、しかも同じような系統に属する話であったため、こちらの頭の中で思いがけない話は思いがけないルートでくるもの、とまとめられてしまった故のカン違いであった。・・・・・・読んでてさらにワケがわからなくなったと思うが、こっちも書いていてワケがわからん。まあ、どっちの話も動き出せば楽しみなものであり、それが倍に増えたということでヨシとしよう。

 新聞、テレビ局、映画会社、雑誌社等から最近問い合わせ、コメント請求などがやたら続く。ほとんどがタダ仕事。別にタダ仕事がイヤなわけではないが、どう考えても気乗りしないもの、これだけのことタダでやらせんのかいオイ、というものも多々 ある。

 昼はゆうべ寿司屋からもらった稲荷寿司と高菜漬物。海拓舎Fくん赤入れ用原稿フロッピー持ってきてくれる。これは週明けまで。メディアワークス用原稿一本アゲ。六本木へ出て、ABCで資料用書籍買う。立ち読みで『噂の真相』、私関連の一行情報(フィギュア本の件)読んで笑う。しどろもどろ、はヨカッタですな。ところで、噂真相と体裁がソックリ同じの『噂』というのが『政界』別冊として出ていた。一行情報がハシラになっているところまで同じだが、数が不足で中ばページで途切れてい るのが情けない。なんで今時こんな本を出す?

 その噂真と中の悪い『創』篠田編集長から電話。今週末打ち合わせ。快楽亭からも電話。大人のオモチャ屋社長インタビュー本の件、前に某社の編集が“ぜひウチでやらせてください”と言ってきたので、喜んで社長にその旨伝えた直後、その企画が某社でボツり、おかげで義理をこっちが背負ってしまっているのである。あぐねていた が、ちょっと持って行きどころを思い付く。

 K子がポーランド語の会話教室で習ったところによれば、犬のことをポーランド語で“ペス”と言うらしい。犬の名前でペスと言えばポチに次ぐポピュラーなものだがあれはポーランド語だったのか。犬のことは詳しくないが、ポーランド種の犬かなにかがいて、故国での犬の呼び名が日本に定着したのか?

 図版ブツの件でなをきに電話、井上デザイン平塚くんにも電話。夜8時半、夕食の用意。札幌から送ってきたペキンダック、ヤキソバ。他にあんかけ豆腐など。NHK『そのとき歴史は動いた』をだらだら見てしまう。鉄砲を日本に伝来させたポルトガル人の子孫、初めて彼らと面会した人物の子孫、領主種子島氏の子孫、その命令で鉄砲を自主製作した鍛冶職の子孫。みんなよく子孫が伝わっているなあ、と感心。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa