9日
土曜日
チャーリーズ・エンゲル
私の天使たちはよくものを食べるので家計が大変なのだよ(中村正の声で)。朝7時45分起き。母が今日から札幌なので、台所からスイカとアボカドを持ってきて朝 食。自室で、〆切が早まった『アサヒ芸能』原稿を書く。
途中で沖縄の神野オキナ氏から電話。上京の件、他に雑談少し。手術のことを聞いていたので心配していたが元気なようでなにより。アサ芸、結局1時過ぎに脱稿。徳間書店とツチダマさんにメール。地下鉄で神保町まで。途中、下車する人が声をかけてきて、
「カラサワさんですか? ファンです!」
と握手を求められる。聞いたら、マイミクの夏やんさんの友人だとか。世間の狭さに驚く。世間が狭いのか、ミクシィが広いのか。
ところで、彼が降りたあと、その、“カラサワさんですか”という声を聞いたらしく、そこの席にわざわざ移動してきた小学2、3年生らしい女の子の三人組がいた。私の方をチラチラ見て、
「ホントにあのセンセイだ!」
とかヒソヒソと(モロバレで)話していたが、やがて飽きたらしく、携帯メールに熱中しはじめた。それはいいのだが、その三人の中でも一番美少女の子が着ていたベアトップのストラップがゆるゆるで、やがてぺろんとはだけて、ふくらみかけの片方の胸が丸見えに。ところが熱中のあまりか、子供だからからか、本人がまったくそれに気がつかずに携帯を操作している。他の二人の子たちも平気で何か話している。子供ってこんな無防備なものだったか。ロリだったら悶死するところかも知れない。とにかく目のやり場に困り、注意するのもためらわれ、困却を極める。赤坂見附で乗り 換えになって、ほうほうの体で外へ飛び出た。眼福、だったのか?
神保町、古書会館は今日は入札会でダメ。仕方なくお気に入りの某書店へ。ここは不思議な店で、棚に並んでいる本は少ないが、その6割が私の本棚とカブる。つまり店主と私の趣味がほとんど同じなのである。私の好むタイプの本のヌケ(コレクションし損ねていたもの)がここへ来ると揃うのである。貸本漫画もいくつかあったが、どれも私好みのヘタ系B級。ちょっと怖い気もする。もう一軒、いきつけの店へ。このところ行くと閉まっていて、店をやめてしまったかと心配だったが、ちゃんとやっ ていて安心。品揃えも前のまま。ただし、今日は買うものナシ。
いもやで天丼。このところとみに女性客増える。帰宅、雨ぽつりぽつり。原稿すぐかかる予定だったがムリと判断、肩が16トンもの重みに感じられてきたのでタント ンに飛び込む。揉んでもらって帰宅、原稿にかかる。
10時までに4本アゲ、外を見ると大雨。タクシーなかなか拾えず難渋。コンビニの焼きそばで夕食とりながらチェック、おぐりのチェックを反映させて原稿手直し。ちょっとしたナオシでいかにもおぐりゆか、という感じなるのはさすが(って本人だから当然か)。さらに一本、のつもりが半本まで書いて沈没。雨の日はしょうがない と思うが天我に味方せず。無念。