裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

7日

木曜日

某国のイーデス

 そういえばハンソンさんってどこの国の人だったっけ。朝、8時まで熟睡。寝られるのは若い証拠……と思おう。朝食9時。アスパラスープとスイカ。あと5キロ減ったらバタたっぷり塗ったトーストにジャムをどっさり乗せて食おう。あと目玉焼きとカリカリに焼いたベーコン。

 日記書いて11時、出勤。車中で週刊文春と週刊新潮読む。仕事場着、連絡多々。薔薇族原稿書き出す。結局、探していた本は出て来ないで別なのにしたがこちらの方が書きやすいといえば書きやすい。昼はお茶漬け。あと5キロ減ったら……。

 食べながら送られた古書目録をパラパラ見たら、20年、いや、学生時代に出久根達郎さんの芳賀堂書店で探書を頼んだ(「あ、すぐ見つかりますよ」と言ってそれっきりだった。他にも出久根さんには何冊か探書をお願いして、非常に頼もしい反応をしてはくれたがついに一冊も探してくれたことはなかった)記憶があるから25年以上になるか、とにかくそれくらいの年月、探し求めていた本がポコッとあった。あわててメールして注文。こりゃ縁起がいいぞ、と思っていたら昨日の日記で連絡が来ないと心配していたところから待ち望んでいた連絡あり。これも嬉しい。

 早川書房Aさんから催促の電話、これは嬉しくないが幻冬舎のYさん(とてもかわいい)から電話、別に大したことではないが声を聞くだけでも嬉しい。バーバラ・アスカさんとちょっとメールやりとり、向こうの好意に甘えてお頼み事。実現すれば嬉 しい! 

 仕事進まないが来週のスケジュールのみどんどん埋まる。11日京都出発の日、1時からイマジカエンタテインメントと打ち合わせ、その打ち合わせ結果持って京都で撮影コーディネーターの山田監督と打ち合わせ。(週プレゲラチェックは大阪のホテルにFAXしてもらうことにする)。13日、大阪から帰ったらその日に『ザ・テレ ビジョン』インタビュー、時間割にて。

 日テレ『世界一受けたい授業』から電話、番宣に私が居酒屋で友達と飲んでいるところを収録したいという。どうせなら二見本の打ち合わせを兼ねて藤本さんやおぐりと一緒に飲んでいるところどうですかと言うと、オッケーとの返事。これはいい宣伝になるかも。嬉しがってばかりいては仕事にならぬ。薔薇族、途中2回、催促電話受けながらなんとか完成、400字詰め換算10枚。向田邦子は原稿用紙(台本用だから200字詰めだと思うが)10枚につき1キロ体重が落ちたそうだが、私はそうい うことなし。込める魂が違うか?

 加藤礼ちゃんから電話、東武ホテルで奥さんのゴチちゃんと会って『姑獲鳥の夏』試写会のチケットをいただく。二見撮影の件でYさん、おぐりにメール、撮影日を空けるようにと指示。日テレからまた電話、14日にまた赤坂のスタジオで追加の音声録音をお願いとのこと。またNGワードかと思ったら、新しい情報が入ったのでそれを追加で入れたいとのこと。それはいいが、14日は15時半まで『創』の対談、録音が16時。いくら渋谷〜赤坂は近いとはいえ。あと、こないだ送った子供時代の写 真、さらにその後のものも欲しいとのこと。

 気圧が大乱れで、体調は大不良だが、それだけに気分はウルトラ・ハイ。二見原稿一本、30分でアゲる。これで残りのエネルギーを使い果たした。今日は考えてみれ ば何ほども仕事していないが、急展開なことがあったから気が疲れた。

 9時半、家を出て中野。とらじで気圧バテのI川さんと食事。日テレは絶対カラサワさんをCXから引き抜こうとしているよ、と。ソンナモンカ。業界ばなしいろいろ聞きつつ、塩ホルモン、カルビ、トン足、レバ刺し。今日は女性がいないのでニンニ ク焼き、食った食った。焼酎水割り三杯。かなり回る。

 12時帰宅。我ながら息が臭い。体重はかったら1キロ増。なんじゃこりゃー。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa