鹿が血まみれで倒れていて……。朝８時起床。寝ちまったよーという感じ。やることが山積している日に限って馬鹿寝する。入浴して朝食、スイカ、スープ。漢方薬た くさん。

『社会派くんがゆく！』原稿チェック。これで１１時まで。ひさしぶりのカンカン天気の中出勤。出がけに携帯に北海道から電話。ＨＢＣラジオに電話で出演してほしいとのこと。週プレとアサ芸、発売号確認。仕事場着、すぐお茶漬け掻き込んでそれか ら仕事。二見書房原稿一本。ＦＲＩＤＡＹゲラチェック。いろいろと連絡。

『ｍｅｍｏ男の部屋』原稿４枚、書き上げ。『週刊プレイボーイ』行数合わせ。共に担当者にメール。このごろ映画も観ず芝居も観ずイベントその他にも顔を出さず仕事々々々々々々の無味乾燥な日々。しかしまあ、人生にこういう時期があってもいいかとは思う。無為徒食で遊んでいた、というか遊ぶしかなかった時間は２０代で経験し すぎるほどしているし。

　２時、ＨＢＣラジオに電話出演、オタク検定試験についてコメント。これで二回目だが、きちんとギャラ発生する仕事なのがよし。『探偵ナイトスクープ』はテレビなのにタダ、だものな。お題はオタク検定試験のことについて。受話器をとったまま前のコーナーが終わるのを待つが、そこで取り上げられていたのがこのニュース。
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2005年 7月 5日 (火) 03:23【モスクワ４日】
　米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）の探査機『ディープインパクト』から放出された衝撃弾が４日、太陽系のテンペル第一彗星に見事衝突したが、ロシアの占星術師は、衝突実験によってホロスコープが崩され、自身の精神的権利が侵害されたとして、ＮＡＳＡを相手取った損害賠償請求訴訟をモスクワの裁判所に起こした。訴え出たのは、女性占い師のマリーナ・バイさんで、
「ＮＡＳＡの衝突実験は聖なるものへの侵害」
　と主張。“衝突による爆発の影響で彗星の軌道などが変わり、占星術に干渉する要因になっているほか、わたしのホロスコープをも書き換えられている”と述べ、８７億ルーブル（約３１０億円）の賠償を要求している。マリーナさんは当初、ＮＡＳＡの衝突実験の停止を求めていたが、訴えは門前払いされていた。その後、上級裁判所の介入により、訴えそのものは審理されることになったという。
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　こっちの方にコメントしたかったな、どっちかというと。コメントは無事終了。夕方にかけて、肩が凝るというでなくダレるというでなく単に調子が非常に悪くなる。空を見上げるに雲低く、どんよりもいいところ。ハハア夜半に一雨くるな、と思い、 タントンに飛び込み一時間揉んでもらう。

　これでアドレナリン出して、ＦＲＩＤＡＹ四コマネタ出し。そのネタ拾いのネット散策の最中に、今から２０年ほど前、地元でコミケ地方版のようなもの（コミフェスといった）をやっていた頃のリーダー的存在だったＹさんのサイトを見つけ、読みふ けってしまう。ＨＢＣといい、札幌に縁がある日。

　あの頃のサッポロの漫画同人シーンは今思うと熱くて、手塚秀彦（島本和彦）、浅利義遠（あさりよしとお）、唐沢直樹（唐沢なをき）、それに私などが一列に並んで同人誌売っていた。一時レモンピープルで描いていたくりいりもなかもいた。しかしサッポロの同人シーンの、実力・人格ともにみんなが認める第一人者はこのＹさんであった。描く女の子がかわいく、また戦闘機マニアでその描写が素晴らしく（いま思うと典型的オタク趣味だが）、おまけに大学の漫研を主宰していたから、統率力もあり、おだやかな性格で人望もあった。この人がプロにならず、いまだ地元で地道なイ ラスト活動などやっているにとどまっているとは。人生はわからない。

　ノスタルジーにひたりつつＦＲＩＤＡＹ四コマネタ出し。あとイマジカエンタテイメントの方へ連絡。１０時過ぎ、家に帰ってメシ。案の定雨繁し。キンピラゴボウ、ソラマメ、ところてん、牛肉薄切り炒め。ご飯はパス。自室で仕事しつつ、ハリーハ ウゼンものビデオ類ザッピング。