22日
金曜日
紀信暗鬼
「また家宅捜索されるんじゃないだろうか」
※急遽食事会
朝4時半ころ目が覚めて、寝床読書。
また寝て、9時半起床。
その時の夢。
はるか未来の世界。スター・ウォーズみたいなメカに囲まれた
中で、特撮映画を撮っている。空に同じ形の宇宙船が“リアルに”
飛んでいる下で、ミニチュアの宇宙船の撮影を
「意味、あるのかな」
と思いながらやっている。
ベッドの上でストレッチ、体調はいいのだが
食欲わかず、朝食は抜き。
喫緊の仕事にかからねばならない。
とはいえテンションあがらず。
メール出したりなんだり。
昼は野菜サラダ(ワカメ、キウリ、モヤシ、キャベツ)と
ヅケ丼、ソウメン入りお吸い物。
母とちょっと話しこむ。
自室に戻り、仕事にかかろうと思うが、荷物届いたり
資料調べるのにダンボール箱あけたり、なかなか
進まず。
愛知県の歯科医師がインプラントを使い回ししていた事件。
最近やっとインプラントと聞いて、宇宙人が人体にあやしげな
機械を埋め込むヤツ、という語義が2番手に下がり、
歯科の治療ね、というのが真っ先に頭に上がるようになった。
最初に覚えたインプラントという言葉の意味が前者だった
のだから仕方ない。
しかし、インプラントというもの(歯科医の方の)は、
使い回しがそう頻繁に出来るほど抜けるものなのか。
あるいは葬儀場で……?
雑原稿書いていたら、岡っちから電話、Oさんにお願いする
DVD(NC赤英追悼のやつ)を持っていく、とのこと。
昼間母と話したとき、お歳暮で貰った松阪牛もそろそろ
片づけないとねえ、ということだったのを思い出し、
メシ食っていくか? と誘い、母に(凄まじく急だが)準備して
もらう。
7時過ぎ、持ってきて貰ったDVDをちょっと見て編集方針を
相談。それから母の室で、すき焼きに。
バイクは置いて行くというので、じゃあとビール注いで乾杯。
「いや、この頃はゆったりですよ」
と岡っち。去年の、一年全月スケジュールを組む、と言った
企画に比べれば、である。
「今年は客演をいろいろやって力をつけたい」
というのが彼の希望のようだし、それはいいことだと思うが、
もっと、自分の劇団に使える若手が増えないとなあ。
……実は9月には彼にはアッというような役を振り当てるつもり
である。まだ、何かは伝えず。
牛肉、さすがに柔らかく滋味抜群。すき焼きばかりでは
飽きるのでバタ焼きもちょっと。
こないだシブさんの持ってきてくれた焼酎を私はガブガブ。
人物月旦、出身地による性格判断は当たるかということ、など。
11時過ぎまで母も加えてなんやかんや。
思いがけず飲み相手が出来て楽しく、気鬱を散じた。
自室に戻り、早かったがそのままベッドへ。
酔いにまぎれて選んだ寝床読書用本が『守貞謾稿』、食の部。
江戸時代がテーマパークのように思えてくる。