裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

2日

土曜日

あなたのけしてオバマはしないから

おそばに置いてほしいのよ(属国外交)

※寝正月2日目 食事会

朝6時に目が覚め、新年挨拶メールなどをベッドの中で
みたり、中野美代子『西遊記XYZ』を読んだり。
で、また眠って11時起床、入浴。

朝食兼昼食、母の室で雑煮。
餅二切れ、大根、京人参、結び三つ葉、鴨肉の、極めてシンプルなもの。
それと黒豆。昨夜談之助さんから預かったコミケの申込書、
どこに言ったかとちょっとあわてたがここに置き忘れていた。

二日だから配達も休みかと思ったら年賀状が届いていた。
渋谷からの転送分か。年賀状、手紙類、整理。
前田隣先生、志水一夫さんなどからのものあり、哀惜の念に
しばしひたる。命などはかないもの。
もうそろそろ、今年で最後、と思いつつものごとを
行わなければいけない歳か。
仕事始め、と言ってもメモ程度のもの。
あと、松明けに出す企画を少々。

背中がもうバリバリ。寝ころんでいて起き上がるのもつらいほど。
コンドロイチンを服用する。痛いいたいとうめきながら外出。
帰宅してバウムクーヘン、チョコシロップをかけて(トーマス・マンの
『魔の山』で読んで以来、やってみたかった食べ方なのだ)コーヒーと。

NHK教育で『おかあさんといっしょ』50周年記念番組を見る。
真理ヨシコ(現・眞理ヨシコ)懐しい。

6時過ぎ、仕事をしていたら、今日の食事会に遅れて参加すると
言っていた佐藤歩がうんと早く来た。母の室でしばらく一緒にテレビなど
見て時間をつぶす。

7時ころ、別府明華、岡田竜二、乾恭子のメンツ集まって、新年の
食事会第一弾。煮物、数の子、きんとんなどでまずカンパイ。
芝居の話、食べ物の話などいろいろ。はやり役者たちは凄いな、と
思うのは食べ物の話ひとつとってもみんな個性が出て、話のスジが
かぶらない。自分を商品にしている人間たちの面白さ。

作家の桐生祐狩さんによると、役者というのは舞台上で、
常人なら即死するくらいのアドレナリンを放出している、役者が
三日やったらやめられない、と言われているのも無理からぬこと、
だそうだ。いわばジャンキーの宴会なのですな。

料理は他にロールキャベツ、塩豚肉焼き、鮭粕汁、ちらし寿司など。
11時半ころまで何やかや話題尽きず、酒もかなりいった。
公演のときのいただきもののアルコール類を放出。
みんなを送り出した後、明日の食事会の件でメールなど
読んで、ベッドに横になる。

*来客を待つおせち大皿。

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