1日
金曜日
ビルの街にガショー
鉄人、年始回りに行くんだ!
※寝正月
朝7時半起床。
肌寒い中、入浴。
子供の頃は朝風呂は正月のみの楽しみだった。
昔は元旦に火を使うことを忌む風習があったので、
2日の早朝に湯を沸かして入ったのだろうが、
いつの間にかそれが世間で“正月の朝風呂”として
定着して、わが家でも元旦の朝、湯を使うようになった。
そのうち、さらにそれがわが家では休日は朝風呂、という
風習となり、寝汗を嫌う私が朝風呂を好んで用いるようになり、
いつの間にか、“夜、風呂に入るのは面倒くさい”になって
風呂は朝のもの、となってしまった。
今は母も朝風呂派のようである。
またベッドへもぐり込む。
朝からいいニュースあり、少しゴキゲン。
ストレッチしてみるが、思うように体動かず、我ながら歳をとった
ものだなあ、とちょっと落胆。
寒いが抜けるような好天。
日本海側は大雪らしいが。
12時、母の室でお屠蘇替わりの日本酒を少々。
ナマスと茶碗蒸し、それに雑煮で。
テレビでまた懐し系歌謡曲番組。
WINKって可愛かったんだなあ、と驚く。
自室に戻り、NHK教育でクラシック演奏を聞きつつ
年賀状チェック。思いついてさっき出来なかったストレッチ運動、
やってみたら今度はスンナリできた。
やや、自慢である。その代わり、これで筋を痛めたか、
あるいは昨日の大掃除が祟ったか、午後、全身が筋肉痛で
参った。
新宿に出る。さわやかな元日。
ビックカメラで買い物。
食料品も買おうと思ったが、小田急も京王も元日は休み。
そのまま帰宅する。
新年の挨拶などサイトにアップする。
さまざまな方からネットでも年賀状届く。
中にはどなただか、よくわからない方からのもあり。
6時頃、やることがなくなって、もう酒、になる。
豚モツを茹で、ネギミソで。
あと、豆腐をだし醤油で煮て、最後にバタを落としたもの。
それと千枚漬け。
いただきものの八海山で。
DVDで『麗しのサブリナ』。
しがない運転手の娘がパリで磨かれて、見違えるほど
美しいレディーになって帰ってくる、というのが基本ストーリィだが、
私は昔から、ジバンシーのドレスに身を包んだ後半のヘプバーン
より、運転手の娘時代のヘプバーン(衣装デザインはエディス・
ヘッド)の方がずっと可愛い、と感じているので、実はこの話の
ミソをよく理解できているとはいえないのであった。
ハンフリー・ボガートが結局、ヘプバーンの心を射止めるので
あるが、この映画の公開年にボギーは55歳!(ヘプバーン25歳)
いくらなんでも年齢差がありすぎ。これはもともとこの役が
ケーリー・グラント向けに書かれて、断わられたための代役だった
からだろう、と思うところだが、グラントにしたってこの年50歳である。
思えばヘプバーンは相手役との年齢差が常に甚だしい。
『ローマの休日』のグレゴリー・ペックとは13歳差、
この映画のボガートとは30歳差、弟役のウィリアム・ホールデンと
だって11歳差である。いや、『戦争と平和』でのヘンリー・フォンダ
とは24歳差、『マイ・フェア・レディ』のレックス・ハリスンとは
21歳差、『ファニーフェイス』のフレッド・アステアとは
ボギーと同じ30歳差という記録を作っている。
やっと『緑の館』で3歳年下のアンソニー・パーキンスを相手に
出来るが、映画の評価は芳しいものではなかった。
やはり年上男との恋愛が似あっている女性なのだろうか。
ボガートが大学時代に聞いていたという設定の曲、
『YES!We Have No Bananas』は1925年のヒット曲。
大学時代ではちょっとボガートでは年齢がズレる。これは
クーパーをアテて書いたときに選定された曲名なんだろうな。
http://www.youtube.com/watch?v=yTTrXAE7OPU
9時にはすっかり出来上がって、ベッドにもぐり込むが、
さすがに早すぎて、3時に目を覚してしまった。
腹も減っているので、起き出してタンを茹でた後の湯で
ラーメンスープを作り、金沢からいただいた8番ラーメン
を茹でて食べる。背中ががちがちに痛い。