裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

31日

金曜日

「ウルトラマンさん、彼女誘って飲みにいく店は?」「庄やッ」

安っ。(ウルトラマンシリーズ4)

※S社原稿チェック 社会派くん対談 R社原稿

夢日記。
少女漫画雑誌で萩尾望都のマンガを読む。
海底に住む精霊たち(女性)と地上の人間たち(男性)が、
永遠に争いあう運命を享受しながら共存の道を探る、という
壮大なファンタジーで、しかしながら絵は萩尾望都の絵を
ボールペンでなぞったような感じの下手糞さであった(ここらへん、
いかに夢とはいえ、私の乏しい感性では萩尾望都の絵のセンスは
再現できないということか?)海底の精霊たちは人間社会とは
違ったコミュニケーション法をとっており、海藻のようなものを
食べあうことで意志の疎通を行うという設定だった。
で、人間側のキャラクターで、岡田威司夫というのが出てくる。
「いいなあ、岡田さんは萩尾作品にモデルで使われて」
と思うが、そのキャラクターは丸々と太っているので、
ああ、これはずいぶん昔の作品なのだな、と思う。

朝9時半、朝食。
スイカ少し、コーンスープ冷製、ミルクコーヒー。
薬8種類、それにサプリ2種、ルミン入れて11種類をのむ。

空模様どんより。
日記つけ、佳声自伝本原稿チェックにかかる。
やはり調べものに時間大半とられる。
とはいえ、これが完成すれば関連企画も大きく動き出すはず。
それを思ってガンバル。

観月ありさ主演でサザエさん実写化のニュース。
星野知子、浅野温子のですらもうかなり以前のことに属するが、
私など江利チエミのサザエさんを子供時代、毎週見ていたくらいだから
化石である(確か8時からの放送で、いつもは8時には子供は
もう寝る時間だったのだが、サザエさんのある火曜だか水曜だかには
起きているのが許されておりこれが楽しみで仕方なかった)。
上原ゆかりのワカメが可愛かったな。
私より2つ3つ年上の筈だが、あの当時の売れっ子ぶりといったら
なかった(一番有名なのが明治のマーブルちゃん)。
女優に脱皮しかけたところで結婚して引退しちゃったが
NHKドラマ『霧の湖』はDVD化されているし、
『飛び出す! 人造人間キカイダー』もDVDボックスの
特典映像についている。
子役時代にもう少し映画に出ていてくれればなあ。
もちろん、当時テレビは勃興期、映画は衰退期で、テレビタレント
の方が立場が強かった(湯浅憲明監督の証言)のだが、
ソフト化時代になってみると、素材の残っている映画の方が
離れた世代の人の目にもつくことが多く、再評価もされやすい。

原稿チェック、し終えてバーバラと小梅さんにメール。
それから急いで新宿へ。
らんぶるで村崎さんと『社会派くん』対談。
いろんな人が死ぬねえ、という話。
沢尻エリカと高城剛、石田純一と東尾理子の年齢差(どっちとも
22)の話。これについては私に以前よりある理論があるのだが
それは本に書くことになっているので。

地下鉄で帰宅、サントクで買い物。
交番横の民芸品店『あじろ』、ずっと閉店したままだったが
改装をはじめた。さて、何になるのか。
今日は夜が遅くなるだろう(これから書く原稿の枚数から逆算して)
と思い、安売り酒店の隣にこれも最近できたつけ麺店で
軽くつけ麺啜って、自宅で仕事にかかる。
計算通りのペースで原稿書いて、11時45分、11枚完成。
編集のTくんに送る。

キャベツと豚肉の蒸し煮を肴にして黒ホッピー3杯。
古いチャンバラ映画など見散らしつつ、
2時まで。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa