裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

28日

火曜日

「ウルトラマンさん、『ヱヴァ』は何と何をご覧になりました?」「序破ッ」

ウルトラマンシリーズその1(続けるのか)

※原稿書き

舞台に立つ夢。超ベテランの老俳優さん、これもベテランの中年女優
さんと共演だが、女優さんが全然台詞覚えておらず、
「私、ここ忘れちゃった」
と本番中なのに言ったり、
「前にほら、あの人に“もっといろいろ役柄広げないとダメですよ”
と言われちゃって」
などとグチったりして、相手役が困り果てている。
自分が作家であるという夢はほとんど見ないのに、役者である夢は
しょっちゅう見るな。

朝9時半起床。
雨、降るような降らないような、いやしかし降るような、あ、やっぱり
ちょっと降った、でもすぐやんだし……というようなイラつく空模様。
K子から連絡あり、いま企画通りながら書かずにたまっている本が
五冊以上あることに気がつく。気をひきしめてやらねばと決意。

朝食、30分遅れ。母の室にKDDIの人が説明に来たため。
この来宅でこの数日行き違いみたいなことあり、イライラしていた
母、すっきりと便秘の治ったような表情。
スイカ小二切れ、ヴィシソワーズ、ミルクティー。

自室に戻り、日記つけ、“次の次の次の本”のためのメモ作り、
ネットでの資料買い込みなど。
次の本と次の次の本で書くことはもう決まって資料も揃えてある。
本の製作のサイクルから考えると、次の次の次くらいまではきちんと
準備しておかないと、ひとつつまづくと危なくなってくる。

ハッシーから電話、9月の舞台、出演予定がダメになった
某ちゃんの代わりに、某ちゃんが出てくれることに、とのこと。

昼は2時にズラして。
サバの塩焼きでご飯一杯、漬物とゴボウの味噌和えでお茶漬け一杯。
自室に帰り、喫緊である“次の仕事”にいよいよかかる。
荒原稿は出来ているので、それにチェックを入れていく作業である。
今日は総原稿量の3割を仕上げるまでは寝ない、と決意。
で、ずっと仕事。

最中にこないだインタビューのあった某誌から追加インタビュー
あり。答えてまとめたら“あ、結論までの筋道が見えてきました”と
喜ばれる。

夕食はコンビニで買った冷凍鍋焼きうどん。
啜りつつ、原稿だだだと。
バーバラ宛に、最初の原稿(全体の1/10)送ったのは10時55分、
それから同じ程度の量を0時まぎわに送り、最後の1/10を
送ったのは日をまたいでの1時半だった。
ふう、と息をついて、黒ホッピー、残りの原稿読みつつ2ハイ。
背中が猛烈に重く感じる中、就寝。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa