裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

10日

金曜日

キマイラ餅つけ

何の生き物が合成されているのか、kwsk。

※東文研トンデモ本大賞打ち上げ

朝9時半起床。
私考案の抱きマクラが快適で、つい寝過ごしてしまう。
携帯でメールチェック、このところ予定が思うようにならず
イラつく報告が多かったが、今日は2件、ヤッタ、という
ものがあって気分大いによし。
朝食に直行。
夕張メロンとコーンスープ。メロンの甘さ、驚くほど。

吉本興業に電話。
皆神さんと、志水さんの蔵書整理のことについてメール。
整理できるものは問題ないが、要は整理もつかないものが
どれだけあるか、ということではないかと(経験から)思う。

晴れているかと思うとどんよりになり小雨が降り出したり
定まらぬ空模様。体調も精神状態も乱れているが、まだ大丈夫。
日記つけ、昼は母の室でチキンカツ。
自室に戻って、文庫化可能書籍の目録をつくれと某所から
言われたので作成する。

ナンセンス・トリオ出演の『ウルトラマン前夜祭』の映像を見る。
子供のころ、これを見て大興奮し、素晴らしい番組だと思って
いたのだが、今見るとイヤハヤ。ナンセンス・トリオ(ダーリン先生
若い!)もギャグがすべっているし、怪獣博士(ニセ円谷英二)役の
田中明夫が露骨にダンドリを間違えて、ウルトラマンたちが立ち往生
していたり。実相寺監督が演出の自分の名をエンドタイトルから
削らせたのもよくわかる。……とはいえ、涙が出るほど懐かしい
ことには変わりなし。

娯楽の少なかった分(それだって私の世代は前の世代に比べれば
数倍する娯楽にひたっていたろうが)、何か凄いものに触れた
ときの子供たちの興奮の凄さはなまじっかなものでなかった。
一生をそれにとらわれてしまうほどのものだったろう、この時
杉並公会堂にいた子供たちにとっては。

雑用ばかりで一日は暮れぬ。
7時、幡ヶ谷チャイナハウス。トンデモ本大賞東文研物販打ち上げ。
オノ、マド、それに絵葉書完売した坂本頼光さん、アスペクトのK田
くん(彼は先日誕生日だったので)。
頼光さん中心に話がはずみ、大賞の日にやった作品のこと、
と学会会員さんたちのこと、洋画の吹替えのこと、山本竜二さんの
ことなど、いろいろワイワイ。
料理は黄ニラ炒め、豆苗、メダイ炒め、キンコ炒めなど。
なかんずく、ネパールから課ったらほとんど黴びてしまってわずかな
量しか残らなかったという生コショウを使った海老団子が絶品。
頼光さんに九月のホラリオン出演を依頼し、12時近くまでいて
オノ・マドとタクシー相乗りで帰宅。
飲めなくなったものよ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa