17日
金曜日
みんなのあたぼう
「おめえ、サンリオのキャラクターを集めてんだってな」
「てやんでえ、たあぼうよ」
※同人誌作成作業最終工程(私段階)
朝方、ダーリン先生のコントみたいな夢。
実際先生みたいな医者が出てきて、患者(私)が診察室に入ると
デカいカナヅチを振り上げつつ出てきて、ギョッとすると
「この椅子が具合悪いんだよな」
と、椅子の修繕をはじめる、というもの。
9時半起床、珍しく雨。
朝食、フルーツトマト、アオマメスープ、ミルクティー。
母から聞くauのダメ代理店男の話、これもコントの如し。
自室に戻り、同人誌原稿追い込み。
今年の夏新刊は、と言っても私のことだからいつものような
ものなのだが、カストリ、実話、写真雑誌等、昭和20年代から
40年代にかけてのB級雑誌からの秘蔵ネタを一挙公開の
『B級雑誌がいく!』。
このスキャン作業、あと一息一息と言いつつ、しかし
あれも入れたい、これも入れたいでどんどん仕事量が増える。
単純作業をしているとアタマの中によしなしごとが浮かんで消える。
ちょっとある人物のことで、以前のことを思いだしてムカッと
思い出し怒り。向うがこっちに泣きついてきたときに、私は何も
言わずきいてやったのに、その後こっちが彼に頼んだことは
何だかんだエラそうな理屈をこねて、ひとつもやってくれなかった、
なんだあいつはブツブツ……と、しばしそれについて腹が立ったあと、
いやいや、人間なんてそんなものである、見返りを期待して親切に
するのは本当の親切ではないのだ、と、ずいぶん悟ったような気分になり、
しかるのち、とはいえあの人間性はいかがなものか、この業界には
ああいうのが多いヨ、と評論家ぽい結論を出して
また振り出しに戻り、これを数回繰り返すうちにいつの間にか
次のよしなしごとにと移り変わっていく。
昼は母の室でとろろ蕎麦。
自室に帰ってなお作業。
大体スキャン終り、今度はゲラ組みのためにそれをプリントアウト
する作業。これがまた時間がかかる。
弁士の片岡一郎さんからいろいろと出演イベントのお知らせメール。
返事してやりとりして、先日の『黄金夢幻城殺人事件』の話など
しているうちに、
「いっそ唐沢さん、弁士になりませんか」
と言われる。元・コント赤信号の小宮さんも弁士をやりたいと
言っているそうだ。舞台役者は5年くらいやって、そろそろ
自分に見切りをつけていたところなので、ここいらで弁士に鞍替えするか
とも思う。徳川夢声と逆コースであるな、と思い、それも面白く思う。
まず、ヒゲを立てねば(笑)。
7時、マド来る。何とかそこまでに全体の組み、完成した。
目次のみ最終的につくって渡し、表紙等打ち合わせ。
7時半、母の室に行き、食事する。
オノが札幌に行っているので今日はシイタケ。
八宝菜、オムレツなどで酒。
談笑さんの話などしてワイワイと。
11時半、かなりマド、ロレツが回らなくなって帰宅する。