17日
金曜日
獣姦誌グラビア
獣姦新潮はあした発情でーす。朝7時半起き。朝食、例の如くサツマイモ。また今朝から五郎金時に戻す。森首相が不信任案騒ぎの渦中、ブルネイに行っているが、ブルネイと言えば王子がAV女優の村上麗奈にハマって、拉致したとか何だとか、一時スキャンダル起こしたところである。何か懐かしい。雨の中、K子はネコの予防接種のために動物病院へ出かける。
午前中、ずっと太田出版のと学会例会本のキャプション原稿。11時、平塚くん来宅。G4を見てもらい、いろいろサジェスチョンもらう。ビジネスキングからは、現在、ワープロソフトでラリルレロをL変換するものがない、という回答だったが、これをなんとかしてもらうよう頼む(シャープ書院ユーザーの時代が長かったので、L変換に指が覚えてしまっており、R変換になると原稿執筆の速度が極端に落ちるのである)。
鶴岡から電話。忙しくて仕方がない、という。“もう、と学会例会なんて出てられませんよ”と大天狗である。こういう野郎は何やってもダメだ。しかしまあ、忙しいのは忙しくないのより一○○倍は結構である。そう言えば、私や彼に電話してきた某氏のアヤシゲなビジネスばなし、睦月さんの方にまで飛び火しているとの情報。バブ ル末期には見慣れていたようなことだが、この不景気時に珍しい。
グリーンアロー社『メンズプライスマガジン』、今月で休刊。お知らせはチラシが一枚、著者用寄贈誌にはさまっているきり。ここの連載はそろそろネタ切れだったのでちょっとホッとするが、連載が終わってホッとするというのは困ったものである。単行本一冊ぶんは十分原稿、たまっているし、本出す話は前から出ているのに、編集のNくんが忙しすぎる上に家庭争議起こしたり離婚したりするものだから、サッパリ進まない。これもまた、困ったものである。
雨のせいで、体がダルくて仕方ない。昼飯に肉うどんを作ってすすりこんだ後、寝床に横になって1時間ほど眠る。起きて、例会本用図版ブツをバイク便で送り、3時からの対談準備。3時、時間割でウルトラグラフィックスの村崎百郎氏との対談。頭働かず、ビートきよし状態。この連載、猟奇殺人とかの事件を毎度取り上げているのだが、“これを読むために買っている”という読者と、“なんでこんなのを連載しているのか”と怒る読者と、完全にまっぷたつだそうだ。いい傾向である。中には“殺人を茶化して何がおもしろい。不愉快だ!”という、近来まれなる真面目青年からのお便りもあるという。村崎氏と二人で大笑い。もっとも、人は何で不愉快になるか、他人にはよくわからない。鬼畜な殺人事件のことなどを書いている作家さんが、私がと学会の会誌に書いた、キリスト教トンデモ聖人伝の原稿を“俺はクリスチャンなので極めて不愉快だ”と苦情をつけてきたことがある。このときはちょっと理解に苦しんだことであった。写真撮影終えて喫茶店を出たのが6時。雨はあがっている。
家に帰ってWeb現代原稿。ネタは面白いのだがまとめるのに時間を食い、7時半のK子との待合せを45分に伸ばしてもらい、それでもまだ間に合わずに、再度伸ばしてもらって、8時にやっと完成。メールで送ってすぐ駅前に駆けつける。渋谷ハチ公口前のうなぎ屋松川。やたら込み合って、壁ぎわのせまいテーブルにかけて、酒。やさい天麩羅などで生イッパイと日本酒二合やったあと、うな重。若い女の子の店員が、注文間違えたり、空のお銚子をひっくりかえしたりするが、目が涙で腫れているような不幸顔なので、怒れず。可愛い子なんだがなあ。帰宅したらWeb現代Iくんから、面白かったです、と留守録。そのうち直接リンクするけど、とりあえずURLだけ。
http://kodansha.cplaza.ne.jp