裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

11日

土曜日

ボグダノビッチ男の子

 ゴーゴー。朝7時半起き。夢は見ず。朝食、サツマイモとダイエットポタージュ。サツマイモは網走行きの前にふかしておいたもので、さすがに味が落ちて水っぽい感じになっていた。メール数通、電話頻繁。『式日』の試写、藤谷さんから直接メールで13日の1時からということ。ではその日予定のパソコン入れ換えを延期せねばならぬ。風邪をクスリで押さえたのが腹にもぐったか、体調がイマイチ。

 そのせいかあらぬか、午前中に仕上げようと思っていたWeb現代原稿がなかなか上がらず。読書したりなんだり。昼はK子が炊いたゴハンで卵丼作ってかきこむ。2時から恵比須でデジタルBSの打ち合わせ。家を出たのがなんだかんだで遅れて十分前。番組は要するに若手デザイナー、アーティスト、種々クリエイターのイカ天の如き内容で、私は岡田斗司夫、小松沢陽一各氏と共にコメンテーターを務める。製作プロダクションの人たちと少しコンセプト詰め。

 帰って、3時半過ぎにやっと原稿完成、メール。間をおかずにSFマガジン原稿にかかる。関連資料をネットで検索する。妄説満載のサイトなどが見つかり、一人モニターの前でキヒヒ、と笑い声をあげたりするのも狂的なるかな。結局、半分まで。

 6時、家を出て山手線で新大久保駅。裏モノの骨骨さん、K子、開田夫婦などと待合せ。幸福の科学の映画『太陽の法』観賞会流れのひえださん、気楽院さん、QPハニーさんたちと合流して、大久保の韓国料理屋『昔のふる里』で飲み会。露骨に言えば犬鍋を食う会だが、ここの犬鍋は“栄養鍋”という名称。犬肉が、ゼラチン質たっぷりのもので、実にうまい。マッコリ、それから真露と酒もすすむ。真露を頼んだら“昔の”真露というのと今の真露というのと、二種類出てきた。昔のというのは、ビンが緑色でない、三矢サイダーみたいな色のビンで、口金でセンがしてある。味は今の真露よりずっとドライ(といっても甘味はある。薬用アルコールにブドウ糖入れたような味)。

 上記以外のメンバーも、裏々パティオのメンツが揃って、一行知識掲示板など、最近の話題で盛り上がる。某作家さんのことでシャレにならない情報も入る。ううむ。哭きの竜さんの件に関しては、ひえださんの最低教への伊藤本売り上げ喜捨、というカタチで、最後にキチンとシャレにしたのはよかった、とみんな、ひと安心。医者でもある骨骨さんの鑑定によると、私は動脈硬化のタイプなのだそうだ。親父みたいに なるのかなあ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa