裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

19日

日曜日

カフカ暴落

ブックオフで『変身』がたった20円だったぜ。

※アスペクト原稿

朝9時起床。
その前に3時、5時、7時と目を覚ます。
5時に起きて、メールに返事など。
ベッド読書さらに数冊、片づける。
資料本数点、まとめ買い。

9時半、朝食。
バナナジュースとコーンスープ。
体重、さらに減少傾向。よしよし。

仕事のときに“ながら”は出来ない質だが、日記つけとかの
ときは音楽をかける。
最近のBGMはスパイク・ジョーンズ。
冗談音楽の方の、であって『マルコビッチの穴』の方ではない。
http://jp.youtube.com/watch?v=lvt4b_qwC_Q
↑『COCKTAILS FOR TWO』
彼の活躍時期である40年代から50年代にかけてはディズニーや
テックス・アヴェリーなどのアニメ作品の最盛期と重なっており、
実際、ジョーンズがメジャーになったのは戦中のディズニーの
アンチヒトラーアニメの音楽を担当したことがきっかけなのだが
http://jp.youtube.com/watch?v=JVSXok2VRIk&feature=related
↑『Der Fuehrer's Face』
昔見たテリー・トゥーンのつまらぬアニメの中にも、
お化けの楽団がスプーク・ジョーンズ楽団だったりといった
だじゃれがあった。
映像におけるアヴェリーと音楽におけるジョーンズ、そして
映画からラジオ・テレビへと活動場所を移してトークのギャグで
カリスマとなっていたグルーチョ・マルクスなどを擁していたこの時代は、
アメリカのギャグの凄まじい黄金時代だったのだな。

昼は弁当、昨日のサンマの残りと卵焼き。
サンマというのは冷えてもうまいものなのだな。
ご飯は非・ダイエット時の半分くらい。

某政治家の資料本をアマゾンで注文しようとしたが3150円も
するのでちょっと躊躇。
原稿書き、アスペクトのもの。
テーマが、ちょうど昨日興味を持って調べたものとピッタリ
なので、そのことについて4枚半。
われながら融通無碍なことである。

この数日の体調不全もやや回復してきたので、部屋の片づけを
少し。汗、淋漓。少し半身浴。
そう言えば『明治天皇の一日』(米窪明美・新潮新書)によれば
明治天皇の入浴は常に半身浴で、何故かというと汚れた下半身の
浸かった湯が清浄な上半身にかからないように、という
ためだったという。汚れ思想というのも思えば面倒くさいものだ。

5時半、家を出て渋谷の事務所、雑用片づけようと思ったが出来ず、
マッサージに久しぶりに。首筋が凝っていること。
帰宅、母の室で夕食。薄いながらもステーキ、それにゴルゴンゾラ
チーズとトースト。ガーリックライスをスプーンに三杯分ほど。
雑談はずむ。月末に三男が上京するのが楽しみ。
自室に戻り、メールいくつか見て、また読書。
3150円の資料、結局買ってしまう。
1時、就寝。
この数日の某件はやっと決着、か。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa