裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

6日

月曜日

オーケン神授説

大槻ケンヂが大槻ケンヂであることは、神から与えられた権利なんです!

※『週刊現代』原稿 朝日新聞企画記事掲載書籍選定

毎夜の夢、相変わらず奇想天外。
プラネタリウム形式に天空に全世界の人間の一生の記録が映し出され、
天国に行くかどうかが決まる、いわば“最後の審判”。
私はその裏方を務めることになり、音楽の準備だとか、お告げを
告げるマイクのテストなどに多忙を極め、
「なるほど、最後の審判というのも大変なイベントだなあ」
とコボしながら、案外楽しげに立ち働く。

朝9時15分、起床。やっと頭痛から解放。
朝食(ジュースのみ)とりながら、今後の予定を考える。
打ち合わせその他で超多忙にまた突入する、今は間のような期間。

ハッシーから、来年一年のあぁルナ・楽園サーキットの腹案が届く。
目配りが四方八方に利いているところはさすが。
協力者の皆さんへの連絡を考える。

某件関係画像・動画あさり、もう病みつきというか、
何かこれはパチンコと同じく習慣性があるのではないかと思う。
保管する画像に分類タイトルをつける作業がまた、ハマるハマる。
仕事の谷間の、ちょっとしたドハマり体験。

仕事もしなければならん、と、言い訳がましく週刊現代の漫画評。
今日は漫画そのものよりも企画に焦点を当てたものへの
評となる。

書き終えてちょっと外出、雑誌数誌買い、コンビニでお茶を買う。
帰宅して弁当(シャケ)、それに海苔の味噌汁。
下北沢のam/pmで買った海苔の味噌汁には刻んだワサビが
入っていておいしかったが、セブンのにはそれがなし。
今度am/pmでまとめ買いしておこう。

それから朝日新聞社の読書週間企画原稿に使う書名のみを
選択して、Nさんに送る。これがなかなかの難物で、
選ぶ本の大部分を、現在手に入る本、というククリの中から
選ばねばならぬ。あの手の本には絶版が多くてねえ。
結局、この選択に数時間を費やし、言い訳でなく実際のお仕事
になる。

何故か文書保管場所に置いていた文書が、何の前触れもなく全て
無くなっていることが判明。ちょっとショックを受ける。
まあ、ほとんどの原稿は送信履歴から拾うことが可能だが、
仕事場の原稿はバックアップを取っているのだが、自宅のものは
油断していた。マドにメールして、近く対策を打ってもらうよう
お願い。

で、仕事を終ってまたまたこれこれ、と画像拾い。
なんなんだ、いったい。
ふと気がつくと10時を過ぎており、自分でもソラ恐ろしくなって
中止、夕食を作る。こないだの扁炉の残りの材料で、また扁炉。
今回はスープニ前回の煮こごりみたいになっていた分まで足した
ので、実に濃厚なスープとなり、それに塩と一味を足した、
妹尾河童直伝のつけ汁で。確かにこれもうまい。

DVDで『スパイダーマン2』。
やっぱり長いよなあ、と思いつつ見ていたが、
長く感じるのは主人公の青春物語をぐじぐじとセリフ芝居でいつまでも
やっているからで、しかしこれは主人公がスパイダーマンである以上、
仕方ない(そういう設定のスーパーヒーローなんだから)。
途中で、スパイダーマンをやめて人間にもどることにした
日々のBGMが『雨にぬれても』というあたり、お遊び感覚は
強烈なのだが。

しかし、さすがに近年のハリウッド映画は70年代の『スーパーマン』
のようにぐだぐだにはならず、ちゃんと終盤で盛り返す。
クライマックスの鉄道のシーン、乗客が自分たちを救った
スパイダーマンを、キリストの遺骸を弟子たちが運ぶようにして
横たえるところで、涙ぐんでしまう。マスクを脱いだその素顔を見て
「まだ子供じゃないか」
「うちの子と同じくらいだ」
とニューヨークの労働階級のみんなが驚き、やがて襲ってくる
ドクター・オクトパスに
「俺がまず相手だ」
とかなわぬ戦いを挑んでいく。
日本のヒーローものでは、庶民というのはヒーローに助けられるという
だけの役割、あるいは足手まとい役からまだ脱していないと
思うのだけれど、最近の戦隊ものとかはどうなのかしら。

しかし一作目に続いて、ヒロインのキルスティン・ダンストは
どうひいき目に見ても美人に思えない。劇中劇(舞台女優を
やっている設定)のコスチューム・プレイ(時代劇)はまあ、
よかったのでそっちむきの女優さんじゃないかと思うのだが……。
オクタビアス博士(ドクター・オクトパス)役で好演の
アルフレッド・モリーナは2001年に、かのクリスティーの
『オリエント急行殺人事件』を現代に置き換えたドラマで、
パソコンを操るポアロを演じ、案の定クリスティーファンたちから
総スカンを食っている。
http://movie.goo.ne.jp/dvd/detail/D111543309.html

見終わって、ホッピー飲みながら4時近くまでパソコンで
シコシコ。ただし、今日はそうでもしないと何故か眠くならない。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa