裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

9日

木曜日

走れウォーターロー

♪走れ走れウォーターロー 敗走ナポ軍追いかけて……

※フィギュア王原稿 週刊昭和ゲラチェック 食事会

朝9時半、起床。
朝食、バナナジュースに夕張メロン。
ノーベル賞、物理学賞に続き化学賞も日本人が受賞。
いずれの受賞者の顔も、やはりどこか浮世離れした
学究の感じがあり、科学者らしくて好感。
とはいえ、下村教授にはどこかマッド・サイエンティスト系の
凄みもある。背が高いせいでそう見えるのか。
一方で文学賞はル・クレジオ、とは懐かしい。
20歳くらいの頃だったか、やたら翻訳書が出て、幻想文学の
ワクで読んでいたのは。

メール数通。
返事書いたり、こちらから出したり。
フィギュア王から原稿催促、あわてて
書きかけのものを完成させる。
この数日、大きな用事がなかった分、
ぶらぶらしてしまった。

NHKの某くんから電話、よもやま話。
某企画、ちょっと早まりそうな感じ。
大阪に足を運ぶことになるか?

資料用に注文していた某DVDが届くが、これが
資料云々もさることながら見事にこちらのツボに入り、
仕事中もずっとかけっぱなし。
某女優に、こういう役をやらせたかった!
と思いつつ見る。
昼は焼肉弁当。

マルクス兄弟のことを調べるのに検索かけてみたら、
AVのタイトルがヒットする。
“マルクス兄弟”というAVメーカーがあるらしい。

ミリオンに追加キャプションメール、
朝日新聞『週刊昭和』原稿、ゲラチェックしたものを
ファックス。大判なので家のファックスには原稿がそのままでは入らず、
ハサミでチェック部分のみ切り抜いて送る。

外に出ず仕事しているうちに、あっと言う間に6時半。
母の室で待つうち、7時きっかりにチャイムなって、
乾きょん、岡っち、麻衣夢の3人が来て食事会。
一ヶ月公演お疲れさまの会。

セロリとチーズ、ハムの包みあげ、クリと鶏の煮込み、
お釜で炊いたご飯。
母も加わり、ワイワイといろんな話が出る。
麻衣夢のお母さんの話も。
乾きょんとは映像の話もする。
若い人たちと話すと楽しいし、エネルギーももらえるが
世代のギャップに愕然ともする。
長谷川一夫とかをどう説明してもわかってもらえなかったり。

いろいろ話しているうちにあっと言う間に12時。
終電のあるうちに、と急いで送り出す。
自室でメールチェック。
トーハンのT氏からメールで、『血で描く』を絶賛してくれる。
取次業の人に褒められるというのは嬉しい。
中学三年生のの娘さんに読ませたら夢中でハマっているとのこと。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa