25日
月曜日
ペドを斬る
「いたいけな少女をなぶりものにするやつぁ、この遠山金四郎が許さねえぜ!」
朝、夢も見ず天の橋立。ぐっすり眠って目が覚めたらすでに8時半だった。朝食はいつものトウモロコシと枝豆。トウモロコシが甘いこと。果物は梨。昨日の梨はK子が高野で買ってきた800円のもの。食ってさすが、と思う味であったが、今日のは西武の400円の。差ははっきりしているが、まあ、所詮梨だものな、という感じ。 昨日デジカメで撮った写真を貼付ファイルで送る練習少し。
昨日のトワ・ヴェールも入っている北海道名産品のネットショップに入会した。長野のヒコク氏にお中元を送ろうとして、商品を選び、住所などを苦労して(ちょっとミスがあるとすぐ、一からやりなおさないといけない)入力、これで、と思ったら、注文確認メールが届き、代金を銀行で振り込め、それを確認したら送るとの由。なんでカード決済にしてくれないのか。家を出て銀行で振り込みしないといけないのであ れば、デパートで注文した方が早いし確実なのだが。
仕事していたら鶴岡からひさしぶりに電話。書いてもいいというので書くが、飲みに行って、そこのトイレ(雑居ビル内の店でトイレは店を出て共同)でホモに襲われて、強姦されかけたとのこと。二丁目ではないらしい。幸い騒いで抵抗したら逃げたそうだが、それが知り合いの某氏に似ているという。思い出しても怖い、というが、 なら電話でこんなにウレシソウに語りはすまい。
この長電話で午前中は何も出来ず。ミリオンのNくんからメールで、やっと鶴岡くんからさっき、連絡ありました、とお礼(連絡がとれない、と言うので、OTCに確認とって“メールならチェックしているらしいよ”と伝えた)。とはいえ、今朝の電話で“Nが探していたから連絡してやれ”と言ってすぐ、である。人はタキツケられないと行動に移さない。
蜂巣敦さんの掲示板に行ってみたら、蜂巣さん自身は、自著の批評が読売に出ていたこと知らなかった模様。すぐ報せてよかった。メール、ちくま書房から。『トンデモ一行知識の世界』、はや四刷の報せ。こないだの三刷の発行日付が八月三十日と、まだ本当は出ていないことになっているわけで、このペースはさすが。もっとも、本家に比べれば遅い限り、SF者にしかわからない比喩を使えば『ペリー・ローダン』シリーズのドイツ本国版刊行ペースを日本の翻訳版が追いかけているようなもの。
昼飯は昨日食べなかったキンキの干物を焼き直して半身、これも昨日の残りものの豆腐を冷や奴にしたもの、大根の味噌汁。これでご飯一杯。食べ終わって光文社乱歩全集あとがき原稿、やっととりかかる。とりかかってすぐ、読み直さないといけない本が出てきて、寝転がって読むうちにグーと寝てしまう。電話で起こされる。ミリオン出版Hさんから、実録猟奇モノ企画の打ち合わせについて。これは今朝のメールでNくんから“ようやくHさんがつかまって、預かった企画書渡せました”と連絡あったもの。
起きだしてまた原稿続きだが、さっき読み直した本の内容の方でもうひとつ、テーマが生まれてしまい、どうもこっちの方が面白いような(と、いうかまとまった形になりやすいような)気がしだして、文章をあちこちいじくるうちに、何だか収拾がつ かなくなり、こんがらかってきて放棄。困ったものである。
8時半、家を出て神山町『華暦』。ママさんに“このあいだ、常連さんが「カラサワさんの日記にこの店のこと出てたよ〜!」と言われたんですよ”とお礼を述べられる。ママもパソコンをやっているが、まだここを検索できるほどマスター出来ていないそうである。日記本(出しっぱなしになっていた注文受付を今日、やっと削った)の後ろに、出てくる店の紹介を載せておけばよかったな。K子、冷房が効きすぎるといって、カーディガンを羽織って、さらに毛糸の帽子までかぶって酒を飲む。刺身、ハマグリのエスカルゴ風、サンマの梅しそ焼きなど。ソウメンで仕上げ。