19日
土曜日
パイパンの妖女
タイトルはえっちだ。朝7時起き。朝食はコーンスープ雑煮。私は実験的にヘンな朝飯を食うことが多いですが、女房にはきちんとマットウな朝飯を作ってるです。
10時、トイレの修繕屋さんくる。ちょこちょこといじって、どうにかなおった模様。土曜のことなので出版社からの電話もなく、仕事はかどり、昼飯(茶漬け)はさんで、とりあえず二見書房のもの(恋愛小説!)一本、完成させてメール。ただし、1時に完成のはずが3時までかかってしまい、新宿のフリマに出かけたらもう、みん な店をたたんでいるところ。残念。
銀行で金をおろし、ビデオマーケットに行く。来週のオタアミのネタ探し。店長もこの日記読んでいるとか。4階のアジア映画コーナーで2万ちょっとほど。タイのホラーマンガ売っているのに驚いた。どんどんカラサワ化していく店だな。棚を見ていたらなをきが入ってきて、オヤオヤ、と挨拶。御用達かい。オタクな兄弟がオタクな場所で出会ってナニ不思議はないのだが、お互いちょっと気恥ずかしいのが笑える。それから3階の中古ビデオコーナーで5千円、2階のホラー・モンド系で6万ナニガシ使う。3階で店員さんにサイン求められた。そう言えばここのゴールデンカードを無くしていたことを言うの忘れてた。今度再発行してもらわねば。
おろした金がほとんど無くなったので、また銀行へとって返しておろし、明日の朝食用(金沢行きなので早い)のサンドイッチ買い、帰る。二見のY氏からソッコーでメール入っており、面白いから早く次のをよこせとのこと。
買ったビデオを整理。アンディ・ミリガンの未見のホラー、香港の蛇女映画、韓国の実写ヒーローものエトセトラ。こういうB級ものは作品の内容とか質とかでなく、存在すること自体に意義がある。だから、やたらに存在することの確認のために、やたらに集めてしまうのだが、ズラリ並んだパッケージを眺めているだけで無暗に楽しい。こむずかしく言えばミハイル・バフチン言うところの民衆文化の特質(高位のもの、精神的・理想的・抽象的なものを全て物質的・肉体的次元へと移行させる)の概念を百パーセント実践しているものだからだろう。世の中の人々の9割9分は、エラそうなものを引きずり降ろすことに快感を覚えるものなのだ(ネットの捨てハンたちを見ればわかる。私の悪口なんかもさかんだが、可愛いじゃないですか)。
7時、東急本店前ブックファースト。少し買い物。K子と待ち合わせて、文化村通りのスカした焼肉屋。カルビをネギ塩で食わせたり、つけダレがなかったり、お上品な感覚である。焼肉ってなそれこそ物質的・肉体的次元の食い物だと思うが。酒が紹興酒ってのも気にくわない。焼肉には真露だろうがあ。もっとも、紹興酒の品はよくて三合飲んで酔っ払った。明日に備えて早寝。雪が心配である。そんなわけで、火曜日までこの日記は休み。