裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

30日

土曜日

ウェルダン三勇士

三勇士は爆発で芯までよく焼けました。

※『日本トンデモ本大賞2007』

朝7時に起床。母の用意しておいてくれたサンドイッチ噛り、ブドウ二、三粒吸って日記つけ。トンデモ本大賞なのに日記つける余裕があるのは、今回の会場が霞ヶ関で、わが家の最寄りの地下鉄駅からは一本で十五分の至近だからである。中江真司さんの葬儀の日程を確認して、花の手配。

日記アップして家を出る。霞ヶ関駅で眠田さん夫妻と合流。出てイイノホールまで歩くが、やれ、この距離の遠いこと。足を痛めている身にはつらい。とはいえ、あのイイノホールの入り口に『トンデモ本大賞2007』と掲示されているのを見るとちょっと感慨あり。中の店の配置など、やはり昭和そのものの造り。ああ、ここも無くなってしまうのか、と思うと悲しい。

内部も本当に古い作りで落ち着く。舞台袖の楽屋口など、オペラの怪人でも住んでいそう。ただし、古いおかげで今回は機材の件でだいぶ苦労した。今日もまぎわに、プロジェクターの位置を変更せねばならない仕儀になり、私、I矢くん、しら〜、K川さん、IPPANさんの間でかなり緊迫したやりとりあり。テンションがいやがうえにもあがる。舞台設置、証明の小川さん、音響の権藤さんがてきぱきと。やはりこの二つはプロに頼むべき、とつくづく思う。

山口A二郎さんに撮ってもらったOP映像、さすがの出来で喜ぶ。それと昨年、会場の機器と相性が悪かったか、思ったように動かなくてハラハラしたマド製作のビデオも、今年は無事、稼働しているよう。とにかく今年は趣向がこれまでになく凝っている。いや、凝ったのは構成の自分なのだが、そういう趣向がいちいち友人知人のツテで、予想した以上の完成度に達して実現するのは嬉しい限り。

司会のひえださん、かなり緊張の模様。まあ、司会というのはある種の祭儀官である、と思えばこれほどの適任はおらず。鯉朝くんと声ちゃんが受け止めてくれるので安心。ひえださんが魔女、鯉朝さんが七人の小人、そして声ちゃんは毒リンゴのコスプレ。赤いぬいぐるみを着ているのだが、頭から葉っぱを突き出しているところが笑える。

鉄平くんと杉浦さん、会場入り。ジェオのスタッフもやってくる。11時までリハーサル。記録係の開田さんが、
「やはり生演奏しているところってカッコよくて、ついそればっかり撮ってしまうんだよねえ」
と。I矢くんも、音響助手で入ってくれているK山さんも、この演奏には感動していた。

受付で、K子が仕切っていろいろ。K子、今日のためにメン・イン・ブラックをデザインした服を着てきたとか。チラシはさみはあぁルナのお肉くんがさすがに劇団の経験でいろいろみんなに教えていた。チラシや物販ブツが次々届くが、会場のクローク係の人に
「すいません、明日の公演のチラシも届くので、箱を開けるときには確認をきちんとしてください」
と言われる。
「明日の公演は何なんですか」
「花柳流の踊りの会なんです」
そりゃとっちがえると、向うは驚くだろう。あと、壁面に鯉朝さんの真打ち披露のときに送った後ろ幕を吊るす。こうしてみると大きなものだな。

ゲネをざっとやって、もう客入れのお時間。午前中は足がかなり痛んだが、午後になってぴたりとおさまる。痛んだのは昨日、紙芝居で正座したからだろう。控室で差し入れのカレーパン齧ったり、招待客のみなさんに挨拶に回ったり、物販のところで呼び子を務めたり。忙中閑あり。今回はほぼ、裏方に徹しているのでこういう時間もとれる。
バーバラ、オノの他、アスペクトのK田さんや創出版のKさん、三才ブックスTくんも売り子をやってくれていた。他に小学館クリエイティブのSさん、幻冬舎Yさん、TBSのIくん、カスミ書房Yさんなどなど、お客さん多々。お誘いした松尾貴史さんもいらした。猫戦車まりぃさんはダイエットで凄まじくスマートになってて驚いた。

やがて開演、下手袖で観客の反応を見る。OPビデオでドッと笑いをとってツカミはOK。ビデオと同じ衣装のあやさんの女神様の開会宣言に続き、司会の三人出て、挨拶、基調説明を植木さんで。双眼鏡などを自前で用意して、やる気満々。

その後の『UFO還暦記念』、映像がなかなか出ないでハラハラ。故障でなく、台本に音楽が鳴る、とあったのでそれを待っていたせいだったそうだ。最終台本でこの文句を削るのを忘れていた。皆神さんの機転のセリフで救われ、その後はつつがなく。ここもゲネでしっかりダンドリをつけるべきだった。そのあと、グレイの面をかぶった談之助さんにみんなが赤いちゃんちゃんこを着せ、鉄平くんの生演奏で志水さん皆神さんひえださんが
「♪ハッピーバースデートゥーU(FO)……」
と歌う。二度と見られない光景だと思う。ここまでで、何と予定より10分早いという進み方。

で、それからは例年通りに『と学会エクストラ』。最初にS井さん、お客を舞台上に上げて4年前の波動水を飲ますなど、笑いをたっぷりとる。それから新田五郎さんの漫画ネタ、体育系学部と文科系学部の
対決で文科系学部がワルモノに描かれるという作品。本郷ゆき緒さんの大正時代の女学生ネタ、卒業写真一枚から日本近代史が浮かび上がるという目のつけどころが凄い。明木茂夫先生の中国ネタは、『VOW!』的な字の間違い指摘だが、なぜこういう間違いが同じパターンで現れるか、という原因まで追求しているのがさすが。

S井さん含め上記4組はベテランだが、次は初めて企画した開田夫婦の社会科見学ツアー発表。これは開田夫妻、かなりビデオ編集に力を入れ、発表も練習したのだろう、ネタのいいことも手伝って、今回一番のウケだった。花火はやはり凄い。

さて、あっという間に三分の一が過ぎて、それからいよいよトンデモ本大賞候補作発表。山本会長の発表に私含め運営委員が並んでツッコミを入れる。と、言ってもこのコーナーはいつでも時間が足りない。
あまり発言しないようにする。前半でかなり稼いだ時間をやはりここで全て消費してしまった。まあ、要するにウケたということなのでいいのだろうけど。ちなみにノミネート作品は『ヒロシゲ・コード』(安藤広重の絵には予言が隠されていると主張する本)、『誰も知らない本当の宇宙』(アインシュタインではなくニュートンの理論は間違いだった、と主張する珍しい本)『地球23.4度の回転引力衝突時間』(中華鍋とキャベツを使って事故や災害が起きる法則を割り出す)、『日本型ヒーローが世界を救う!』(アメコミを日本の漫画やアニメにくらべてけなすことで日本の優位性を説くが、そのアメコミの知識が間違いだらけ)、『人類の黙示録』(日本は世界の雛形、という昔からあるトンデモに従い、かつそれを逆に見て、世界歴史で起こった出来事が日本のこれからの歴史とシンクロすると説く本)。それに特別賞としてありとあらゆる架空文字を集めた驚異の同人誌『絹と立方体』
http://home.att.ne.jp/green/kaida/douzinshi_mokuzi/kinutoripooutai_kai.html
それからと学会例会でも話題になった『ギリギリ科学少女ふぉるしぃ』に。『ふぉるしぃ』は例会で発表された字幕つきのDVDで流して案の定、大ウケ。例会の発表者が会場に忘れていったのをそのまま使わせていただいたのである。コメントを求められて
「と学会15年の活動が全てこの一曲に集約されていますねえ」
と語る。

ここで休息時間。物販のコーナーに行く。同人誌などがどんどん売れている。今回のお客さんの購買欲というのはちょっと普通でない。やはり発表の後で、明木先生の『オタク的中国学入門』http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903063100/karasawashyun-22
に、長いサインを求める行列が出来ていた。

杉&鉄のブースのCDはポツポツの売れ方。まあ、公演後をおなぐさみ、と心の内で思う。楽工社のブースで、新しく入った社員の方に名刺いただくが、この人がなんと……いや、適材適所という気はしないではない。おでっささん、KOWさんなど、なかちん夫妻など、顔見知りのお客さんに挨拶。控室にだんつまさんが談之助さんの赤ちゃんを連れてきていた。顔が日増しに談之助に似てくる。

後半開演十分前に舞台袖に戻り、権藤さんと打ち合わせ、コード付マイク持って、壇上に上がる。手には雑誌『スペースシップ』創刊号。トンデモの芽は滅びず、なんと創刊号の発行日が07年6月30日(本日)。朝、会員のM越さんと話していて、この雑誌が今日創刊日ということを知り、ネタにどうかして使おうと思ったのだが、ウケがとれて幸いだった。一方でこういう会をやっているその一方でこういう雑誌が創刊される、また頼もしからずや、トンデモは滅びるどころかあらゆる分野に広がっている、クラシックの世界しかり、とそこで話をつないで、杉ちゃん&鉄平を紹介。

あとは袖でじっくりと彼らを楽しませていただく。最初の『剣のずいずいずっころばし』のあたりはみんなポカン、という感じだったが、次の曲で、
「さっき楽屋で今日のお客さんならわかるだろうと作曲しました」
と言って(本当に即興だったようだ)演奏した『アイネ・クライネ・ソフマップ』で会場大爆笑、“ブラヴォー!”の声も。アキバ系の客相手とはいえ、『石丸電気』でも『オノデン』でもなく『ソフマップ』というチョイスのわかってる感が大いに観客の琴線を刺激した模様。そして、次に彼らの“鉄”ぶりを発揮した『京浜急行特急品川発蒲田踏切経由羽田行き』で、会場はもう熱狂、という感じだった。持ち時間をフルに使って、新曲『山の手線上のアリア』から鉄板ネタ『美しく青きドナウ川のさざなみ殺人事件』まで彼らの持ちネタをきわめて手際よく紹介。あっという間の40分だった。ジェオのS社長も袖で
「ウケますねえ! いいお客さんだなあ」
と喜んでいた。2年前の佳声先生のときもそうだったが、自分がブッキングした人が大ウケをとるということの嬉しさは、自分自身がウケるより快感がある。

ひえださんと二人で、杉&鉄とかけあうが、ひえださんももうこの頃には慣れてきてアドリブも交えてくる。そして大賞発表、今回はダントツで『人類の黙示録』に。この時点で10分押し。時間がなくて発表できなかったが、投票の中に『新・UFO入門』が2票、入っていた。そう言えば『人類の黙示録』の編集者は、と学会の原田実さんの『トンデモ日本史の真相』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4286027511/karasawashyun-22
の編集者でもある。最近、こういう双方向性が増えてきたか?

最後、スタッフロールを鯉朝くんに読んでもらったのだが、他のスタッフにそのことをきちんと伝えていなかったのでちょっとドタバタしてしまった。冒頭のアタフタとともに、今回の反省点である。まあ、会場に慣れていなかった、ということもあるのだが。

恒例の舞台上での写真撮影会を済ませ、急いでロビーへ。サイン会があるのである。今回はロビーが広く、物販スペースがかなりとれて、そこにずらりと著者が並んでいるが、なんと言っても人気で長蛇の列なのが杉ちゃん&鉄平。列の後ろがトイメンの壁にぶつかるくらいに
延びている。ソラミロ、思った通りだとほくそ笑むが、おかげで、端っこのわれわれと学会運営委員の方に客が回ってこず、植木さん
「私たち、お茶ひいちゃいましたねえ!」
と笑う。それでも少し立って、通行が楽になると三々五々やってきて、最後は時間ギリギリまでサインをしていた。開田さんのブースで売っていた『絹と立方体』は50部以上が完売状態となり、クララ・キインさんの売っていた『クリスマスおもしろ事典』(日本キリスト教団体出版局)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4818405086/karasawashyun-22
も、こんな時節外れにかなり売れたそうである。

しかし、やはり本日は明木先生の本とと杉鉄のCDがダントツだろう。↓これはまだ7月4日発売ということでチラシだけだが。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000QUU8HE/karasawashyun-22
訊いたら明木先生の本は150冊、杉鉄のCDは全部で200枚も売れたとか。

ジェオのスタッフが
「自前のコンサートでもこんなに売れませんよ」
と言っていたが、オタクの物欲、購買欲というものの並でないことよ。コミケやワンフェスなど、イベントと言えばオタクにとっては“ものを買う場”なのである。私のブースも、バーバラとオノが“ゲームソフトが二枚ほど残った他は、持っていったDVDや同人誌類完売ですよ〜!”とはしゃいでいた。楽工社のH社長の言によると、今回は全席指定にしたのがよくて、おかげでお客さんたちが席の確保にあたふたする必要がなく、ゆっくり物販に意識を向けられたのではないか、と。

ヒコク氏がいるので、挨拶するが、何か様子がヘン。談之助さん笑って曰く、
「今来たんですよ。時間を間違えたらしくて」
と。訊いたら、
「いや、6月30日、というのだけ覚えていたんで、てっきり開始も6時30分からだと思い込んで」
とのこと。笑ってしまう。長野から無駄足運ばせてしまうのも何なので、二次会にお誘い。

鉄平くんは熱を出しているので、今日は先に帰る。日を改めて一緒にぜひ! と、イッパイやる仕草をするのでもちろん、と答える。彼自身は一滴もやれないのだが。杉ちゃんと松尾さんは、後で合流するとか。

残ったみんな(スタッフも販売要員も全員含め)で会場の椅子に座り、壇上から記念撮影。それからすぐ、撤収に入る。みんなコミケなどで物販には慣れているツワモノたちなので、手際がいいこと。小川さん、権藤さんにも挨拶、劇場スタッフにも挨拶して回る。
「俺はイイノホールの舞台を踏んでいるんだ」
と一生自慢できる、いい思い出になった。鯉朝くんも同じらしく、興奮していたようだ。

談之助さん、jyamaさんたちと地下鉄で秋葉原に移動するが、ここでも駅まで歩く距離の大層なことにヘキエキする。秋葉原の駅から出て、植木さんの誘導で万世まで歩くが、これまた遠い。タヌキと猫で有名な柳森神社の脇を通り、やっと万世地下の『呉越同舟』(店名に合せて、戦国大名たちが揃って仲良く宴会をしている漫画がテーブル敷に描かれている)で二次会。IPPAN大会番長の温度で乾杯、乾杯のグラスの重みがこれほどずんと来た会も自主開催を始めてから初めてかもしれない。シロウトたちもいつも使うこれまでの会場と違い、プロ中のプロばかりが使うイイノホールという老舗の場所で会をするのは、やはりそれはそれは無言の圧力だった。それは主要スタッフ誰しも同じ思いらしく、普段はちょっと性格の違いから角突き合わせていたスタッフ同士が握手している図もあった。

みんなは乾杯後、例によってダッと料理の方に突進して『大地』のイナゴの襲来シーンのような様相を呈したが、私はまだモノが口にそう入らない。各スタッフに乾杯して回る。IPPANさんは、
「いや、昼のあのトラブル(プロジェクターの件)で今日のエネルギーの8割は費やされました」
と言う。I矢くんは
「すいません、僕のチェックの甘さで最後がちょっとダラけて」
と謝ってきたが、なに、あの程度でこれだけの規模の会を、つつがなく終らせたのは大したもの。快感は疲労感と一緒にやってくる。

TBSのIくん、テレコムサウンズのMさん、特撮マンの小串くん、笹さんなどにも挨拶。開田さん、談之助さんなどと来年はどうする? といった話。ジェオのスタッフに、
「今日のMCはよかった」
と言われるので、じゃア杉&鉄の公演に、MCで雇ってくださいよぉ、と言っておく。実は意外に本気。やはり出は演芸プロの人間で、虎の縞は洗っても、なのである。

9時、ひえださんの三本締めでお開き。植木さんと話して、チャイナハウスで二次会を、と計画していたのだが、参加希望人数がやたら増えて、なんと三十人くらいになってしまう。植木さん、店頭に集った人の数を見て
「なんだこりゃ!」
と仰天していた。常連さんがカウンターの方に移ってくださったりして何とか入り込む。常連さんに、私の仕事場のあるマンションの同じ階にいるデザイナーさんがいらっしゃった。世の中は狭い!

さっき合流した杉ちゃんと、セクシー寄席のメンバーも奥の席に。杉ちゃん、今日のサイン会で並んだお客さんが、サインの求め方に慣れているのに驚いていた。二人に蟻酒勧めたりなんだり。

やがて、みんなにアルコールがかなり回り初めてきたところで松尾貴史さんが来る。去年、さいばらりえこが来たときもそうだったが、われわれはシロウト集団なもので、みんな回りに群がって写真撮ったり名刺交換したり。かなり酔っぱらって、わけのわからないことをしていた会員もいた(名誉のために敢えて名は出さない)。ちょっと赤面もするが、松尾さん、面白がってくれていたよう。

12時回り、そろそろお開き。
「まだ飲み足りない」
とオノ一行が言うので、じゃア三次会、ということになり、この間行った『馬え田』が朝4時までやっているというのでぴんでんさん、エロさん、獅子児さんという九州トリオにくっついて、私、植木さん、声ちゃん、jyamaさんのメンバーで。タクシー分乗で、獅子児さんナビゲーターにして植木さんと私たち三人が後ろに乗るが、酔っぱらってちゃらっぽこばかり言って、運転手さんが噴き出す一場面も。
「後ろのタクシー、まだついてきている?」
「ちゃんとぴったりついてきてます」
「面白くないな。まいちゃえ」
「じゃお客さん、私の知ってる店行きますか」
など、ノリもよし。

結局、飲み足りないと言ったメンバーはなんだかんだで脱落。植木、声、jyama、それにエロの兄貴を囲んでぴんでん、獅子児の九州男児連。馬え田で馬刺し盛り合わせと焼酎。ところがjyamaさんは乗馬をやっているので馬が食べられない。
「こっそり食べちゃえばわからないんじゃない」
とぴんでんさん言う。しかし、そう言えばこないだ冠太で聞いた話で、日本でごく初期の女性ジョッキーに冠太の大将がこっそり馬刺しを食べさせて、彼女もおいしいおいしいと言って食べていたが、翌月落馬して負傷し、引退に追い込まれたという。やはりあらそわれないものかも。

植木さん、本当に酔っぱらっているのか演技なのか、実に正統的な酔っ払いのおっさんとなっている。声ちゃんのみ、喜々として馬刺しを食べ、喜んでいる。私自身はもう、酔っているのだかいないのだか、意識モーローとしてわからず。二時半、店を出て、jyama、植木さんと三人相乗りで帰宅。運転手さんは女性だったが、やはり、後部座席での会話に笑っていた。

3時半帰宅、布団に潜り込むが、かえってここまで疲れてまた酔っていると、なかなか寝つけず。アホらしいジョークばかり考えて、ベッドの中でニヤニヤ。かくて長き一日(ついでに長き日記)は終わりぬ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa