裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

4日

月曜日

美容と剣豪

剣が強いだけじゃなくお肌もツルツル。

※アルタイル打ち合せ 書評原稿 原作原稿 抗議への対応と陳謝

朝、やたらレトロなCMフィルムが流れる博覧会場で、酔っぱらった安倍総理に抱きつかれる夢。8時半起床、入浴して、9時朝食。ニンジンジュース、キウイ、バナナ。

そろそろ夏物の服に衣替えだが、ズボンにロクなのがない。二、三本作らないといけないか。私は右と左で足の長さがほんのちょっとだが異なるので、裾上げを頼むときに面倒くさいのである。

日記二日分書き上げる。羽田健太郎氏死去にショック。そう言えば顔色が尋常でなく悪かった。

廣野由美子『批評理論入門』(中公新書)読む。これもアマゾンのユーズドで買った本。いつも目録をメール配信してくれる古書店があり、今回は講談社現代新書の『江戸遊里盛衰記』などが安くあったので即、買った(アマゾンのユーズドで1700円以上)が、この目録に並ぶものの、特にに新書類などはほとんどがアマゾンでは100円以下。悪いがこういうものはどうしてもこっちで買ってしまう。

昼は母の室でとろろソバ。なかなか納豆ダイエットに踏み切れぬ。
2時、家を出て渋谷。
コミケの当選通知がもう来てよかりそうなものなのに郵便受けにナシ。事務所で雑用、オノとスケジュールチェックして、打ち合わせのために外に出たら、当選通知が来ていた。
日曜日、東ホ13-a(東文研)。

打ち合わせは『プロント・プロント』を編集しているアルタイルの方。打ち合わせそのものは五分で済む。アルタイルの社長は前にも書いたが、私が平凡パンチ誌でデビューのとき世話になったOくん。彼が起こした編プロだというので、悪いが二、三人でやっている小さな会社だと思っていた(なにしろ、もう十年以上会っていないのだ)。聞いたら、なんと社員二十人近くの堂々たる編プロだとか。驚く。あのピロパキ(通称)がそんな数の人間を統べているとは。男子三日会わざれば刮目して待つべし、とは本当だな。

朝日新聞書評原稿、〆切ギリギリに書き上げ。今回の本は絶賛。絶賛原稿はやはり書いていて気持ちよし。それからさらに、ミリオン原作さらに一本。これ完成させて送ろうと思ったら、なんとメールが送れない。Niftyのトラブルか?すでに9時過ぎ。クタビレ果ててタクシーで帰宅。

オノからメールで、サイト『漫棚通信』の運営者さんから『新・UFO入門』の一部が、当該サイトの文章に酷似しているとの抗議があったとの知らせ。これにはショック。山川惣治氏の作品の紹介部分で、まったく思いもよらなかったが、確かにあのサイトは参考にしている。ストーリィ紹介の部分なので、つい文章に、コピーと取られる類似性を持っていた。すぐさまその意の無かった旨返信をし、謝罪。しかしこういうときにメールがなかなか送れぬのは踏んだり蹴ったり。担当編集にその旨を知らせ、善後策検討。サイトにも大至急、その旨を書いてアップする。
http://www.tobunken.com/news/news20070530155748.html
論旨の方にばかり気をとられ、紹介部分の原稿チェックを怠っていたのが原因。迷惑をかけたことに対してはひたすら陳謝のみ。向後はこういうことのないように厳につつしまないとと自分を諌めることしばし。

1時過ぎまでその対応。
なんとか終えて、簡単な夕食をとって就寝。

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