裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

1日

金曜日

トラウマ修司

多いだろうねえ、こういう人。

※ミリオン原稿 ラジオライフ原稿 『幽』原稿

朝、10時過ぎまで寝る。起きだして、母の室。今日は母は出かけていて、食事の準備のみしてある。パンプキンのスープ、缶詰の杏。

自室にもどり仕事。明日は生駒なので、今日中に片付けないといけないもの多々。まずミリオン原作、これは女房からの催促があるので最優先。もっとも、さてと思ったところでもう時間なので家を出ないといけない。

今日から6月、トンデモ本大賞まであと30日。いろいろ準備も進めねばならない。山口A二郎さんにお願いごとメール、快諾得てすぐと学会MLに。

渋谷まで。チャーリーハウスでパイコートンミン。お昼の営業時間終わり間際のせいか、ここにしてはイマイチの味。あくまでここの店の基準だが。

時間割にて、NHKFMの人と打ち合わせ、松尾貴史さんの『トーキングウィズ松尾堂』出演の件。トンデモ本大賞、それから古本屋の話になる模様。

事務所に戻り、オノに、マドに作ってもらった明日の講演の図版資料の解説を。この講演メモも作らないといけないのだった。『和の○寅』から野菜が届く。石立鉄男死去の報に驚く。鉄男ってEGWORDで打つと“人名。石立ーー(俳優)”って出るほどの人だった。

ついこないだ、細川俊夫やなんかと一緒に、俳優座クラス会という趣向の番組に出て、昔六本木で住んでいた下宿屋がまだ残っているのを見て
「わー、まだ残ってるんだ!」
と驚いていた。まさか、その下宿屋より先に自分がこの世からいなくなるとは夢にも思っていなかったろう。70年代の青春ものドラマはこの人と共にあった。黙祷。

原稿書き出す。ミリオン猟奇もの原作一本アゲ(400字詰め換算8枚半)、それからラジオライフのこれまた猟奇もの(11枚)、さらに連続して『幽」のマンガ評論原稿(10枚半)。ここまでで9時半。6時間半、ひたすら書きまくって30枚。さすがにバテる。しかし、どれもヤッツケでなく、いい資料使って書いたものなので満足感あるバテである。

メシはどうしようかと思ったが、野菜送ってくれた礼もあり、『和の○寅』へ。今日は若旦那ひとり。客もほとんど私の独占。カマンベールに酒盗かけたもの、しめ鯖焼きにわかめソース、長芋のわさび漬けなど突き出し。お造りはカツオたたきとマグロ、焼き物が鰯明太。
「ふつうこういう店で出すようなものじゃない下品な食い物だけどファンが多くてねえ」
という。私ももちろん大ファン。

いろいろと常連さんの噂話などして、12時にタクシーで帰宅。くたびれている筈だが、それからまたネットなどのぞいてしまい、2時、明日が早いのにとボヤきつつ就寝。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa