25日
月曜日
遺族ども、一度見直せ右左
葬儀の参列者の中に殺人者のおれさまが隠れているんだぜ、ふっふ。
※『ド短期ツメコミ教育!豪腕!コーチング!!』出演
朝、寝床でミリオン出版のコンビニ本数刷読む。著者の山口敏太郎氏から送られた『本当にいる日本の現代妖怪図鑑』他数冊。ぜひ、カラサワさんに読んでもらいたい、と担当Yくんを通じて恵贈されたもの。8時半、起床。朝食が自分の室なので、ゆっくりと風呂に湯を入れて、入浴。アメリカンチェリーとミカンで朝食。
メールチェック、いろいろとこっちも連絡とる。小雨もよい。体調は当然のことながら悪し。日記つけ、原稿書き。昼はネギの青い部分と、冷凍の鴨肉を昆布出汁で煮てスープを作り、ご飯にぶっかけてかき込む。
2時、事務所に出て、連絡、資料等買ったものの確認少し。日刊ゲンダイ誌コラム原稿、赤入れて編集部にFAX。
3時過ぎ、タクシーでオノと天王洲アイルのテレビ東京スタジオ。テレ東系番組『ド短期ツメコミ教育!豪腕!コーチング!!』スペシャルに
特別出演。
運河沿いのスタジオ、新しくて使いやすい。楽屋の設備もなかなか。台本読んで、橋下弁護士と打ち合わせ。問題をギリギリまで作っていたりする。着替えるが、スーツなどは例の黒づくめに変えたが、帽子を、普段帽だけで、テレビ用のを持ってくるのを忘れた。仕方なく、そのままで出る。
スペシャルだけあって、今回は出演者の数も12人と豪華、今田耕司、鈴木杏樹、北斗晶はじめ、高田純次、石田純一、高田万由子、叶美香、ますだおかだの岡田圭右、青田典子、森三中の大島などというバラエティ系の人気者が並ぶ。一人に最低三人くらいの事務所の人間がついてくるので、それだけで大変、さらに局の人間、スタジオ見学者など入れると、かなり広いスタジオだったが、100人近くの人間があふれていた。出演者中、オーラを放っているのはやはり叶美香。その肌の光り具合が絶対、人類のものではない。それと胸の巨大さも。壮麗というか華美というか圧巻というか驚愕というか豪奢というか、オノによると、女性男性含めて、彼女がスタジオ入りするとき、通路に立っていた全ての人間が、彼女通過後に“凄え〜”と口から声を漏らしていたそうである。
APの女性、スタジオ入りを待っている間に挨拶してきて、
「『ワナゴナ』見ました、面白かったです」
と言う。それはまたマニアックな番組を、と思って聞くと、実はあの番組のディレクターで、オノとかが密かに“王子”と呼んでいたプレイボーイっぽいMさんの、奥さんだそうである。あれから結婚したらしい。化粧っ気のない、日本風のお嬢さんで、あんな派手っぽい男の奥さんとはとても思えぬ。結婚式に、王子、やっぱり純白の衣装でキメていたそうだ。今年だけで100回以上言っている台詞だが世間は狭い。
「今回、進行のキメを唐沢さんにまかせてしまうかもしれませんが、よろしく」
と言われる。よろしくと言われても、という感じだが。
辻よしなりさん、大橋アナに挨拶。席について、あとは台本に従って番組進行。しかし、一時間番組だとふつう、回して二時間半とかいう感じだが、このスペシャル、問題がギュウ詰めで、点数制なのでカットも出来ず、5時から8時半までの3時間半、トイレタイム、テープ変え以外ほぼ休憩なしで回していた。私のしゃべり、このあいだの笹さんの結婚式のスピーチもそうだったが、この頃極端に下手になった。やはり、ラジオが終って、毎週マイクの前に座ることがなくなったからだろう。やたら早口になり、後でオノに注意される。まあ、早口でも聞き取れるからいい、というあたりで救われているか。オノ曰く
「言ってる意味が聞き取れる×××さんみたいです」
と。呵々。
結局、無難に収録は終えたが、ちょっと疲れた。バラエティ番組というものは疲れるもの。そのリズムに自然に合う人間が出るべきものだろうな、とつくづく思う。決してテレビが嫌いなわけではないが、お笑い、バラエティ系の人は人種が違う。
タクシー出してもらって、東新宿『幸永』。マドと合流、少し待って座敷席へ。トンデモ本大賞の授賞式用の映像ビデオの確認だったが、オノのモバイルに再生用のソフトが入ってなかったので動くところは確認できず、絵のみ。
足のケガの治りかけで、体が肉をどうも欲している。ゲタカルビ、ミスジ(肩肉)、極ホルモン、桜ロース、豚骨タタキなど、出る端から喰う喰う。おかわり多々。
「すいません、このトロハラミっての頼んだんですが」
「それ、さっき出しましたけど」
などという会話も。来た途端、瞬殺で喰らい尽くしたのだろう。途中で朝日新聞K氏から電話、谷幹一氏死去なのだが、家族とかの連絡先わからないか、と。残念ながら現在はツテ、なし。話題またいろいろ、体中から肉の匂いプンプンさせて、タクシーで帰宅。メールチェックして12時半、寝る。