ガシャポン代をどうかお恵みくださいませ。朝、７時４５分起床。蒸し暑く寝苦しい一夜だった。かけ布団はハネのけたが、そうするとまだ寒いので、クッションを抱いて抱き枕代わりとし、寝冷えを防ぐ。朝食、オートミールをお粥風に塩湯で煮て梅干で。非常に健康的な食い物。健康的とでも思わないと食えたものでない。

『スーパーモーニング』はパナ研に対し少し同情的になってきたか？　高木美保が千乃正法に消滅宣言をされていたという元のエッセイ、巣箱に入ったシジュウカラのひなを蛇が食べるのは自然の摂理だ、とのことだが、では彼女は那須の自分の畑の作物を虫が食ったり、野生動物が荒らしたりするのも自然の摂理として追い払わないのだろうか。だいたい、畑を作って本来そこに自生しない作物を植えたり、シジュウカラのために巣箱を作る、ということ自体、自然の摂理とは相反することなのではないのか。この程度のことで怒り狂う千乃裕子も千乃裕子だが、高木氏のエッセイもまあ、半端なナチュラリストによくある底の浅い考え方ではないかと思えんでもない。

　ロス疑惑の三浦和義氏が雑誌を万引して逮捕された、という新聞記事。何の雑誌だろうと思ってネットで調べたら『わんわん共和国』だったそうな。そのミスマッチが実によろしい。元・キウイからメール、試験日が決定したとのことである。うーむ、知らされても。あと、『と学会年鑑ＢＬＵＥ』売れ行き好調との報せ。秋葉原や渋谷のマニア客のみでなく、各地でまんべんなく売れている、というのがなかなか結構。しかし、そろそろ何かまた、感覚を新たに刺激する工夫が必要ではあると思う。

　小雨、本降りになり、外に出るのがかったるい。昼は冷蔵庫の中の余り物のトンカツを煮て、卵でとじ、カツ丼。快楽亭から『落語秘密倶楽部リベンジ』の詳細が送られてきたので、それをイベント告知欄にアップ。海拓舎に本タイトル考えて送る。昨日は全然出てこなかったタイトルが十いくつ浮かび、送った後でＨ社長から喜んだような困った電話。“選択肢増えちゃいましたね”と。今度の本は神崎夢現さんの装丁で、少し真面目っぽいものにしたいと言っている。それは賛成。

　そのあとずっと、アスペクトの日記本原稿。窓外の雨、しげし。蚊が迷い込んでいて、ときおり耳元に“ヴイッ！”と瞬間的に羽音が聞こえる。ハッとしてあたりを見回すが、すでに姿は見えない。額のところをちょっと食われたらしく、やや腫れているが、これで逆にホッとした。雨で神経がどうもイラつきがちで、こういう“実在” の証拠がないと、幻聴ではないか、と怪しむところ。

　７時半、雨まだ降り続く中、タクシーで曙橋、井上デザイン事務所。新しいマックがまた入っていて、Ｋ子がその具合を見ている。液晶大画面の迫力、凄い。メシを食いに出る。以前いった半地下の居酒屋に行くが貸切でダメ。どんでんというお好み焼き居酒屋。豚トロ、アスパラベーコン、チーズはんぺんなどという俗なものを焼きながら、いろいろと人の悪口とかうわさばなしとか、ちょっとは褒める話とか。マンボウの新鮮なのを食べる話など。久しぶりにお好み焼きを食って、ちと胸が油焼けはし たが、うまかった。酒は八海山。お好み焼きで八海山飲んじゃいけない。