風邪を抑えこんだのがいけないか、全身倦怠。こういうときは頭が冴えてしまい、朝４時半ころ目が覚めてしまう。仕方ないので起き出してインターネットなどのぞき６時ころまたベッドに戻る。ほんの30分ほどウトウトとして、たいていこういうときはイヤな夢などを見て、それでも目が覚めたときは胸の奥がスス掃いしたときのようにスッキリしている。何故か呼吸が軽くゼーゼー言うのだが、好きな感覚である。

　朝食は昨日、Ｅ社が差し入れに持ってきてくれたチーズケーキ一片とコーヒー。ワイドショーでミイラ化した父親にずっとついていた息子とグルのやりとりの、
「鼻の穴の中に白いウジのようなものが動いているんですが」
「それはウジではなく、行者ダニと呼ばれるものであります」
　などという会話記録が朗読され、朝っぱらからサワヤカな気分にひたらせられる。
風雲行者ダニというシャレを思いつくが、元ネタが古すぎて誰もわかるまい。

　薬局新聞一本。資料整理したり、近影写真を編集部に送る算段したりという雑用で午前中過ごす。

　２時に六本木に出る。薬局で葛根湯一服のみ、トツゲキラーメンを食う。スープ飲み終わったところで、汗がどっと吹き出てくる。親父曰く、“ウチのスープはユンケルより効くよ”。なるほど、体がかなり楽になった。ＡＢＣで一万円ほど本買う。明治屋でボジョレー・ヌーボー解禁。俗だねえ、と思いながら一本買う。

　３時に打ち合わせあったことを思い出し、あわててタクシーで渋谷まで帰る。20分ほど遅刻したが間に合った。『週刊読書人』マンガ書評コーナーの新連載について。打ち合わせそのものは５分で終わるが、その後春菊ばなしで盛り上がる。担当の女性Ｎさん、ニフティの裏モノ会議室の常連、やがもん氏の大学の後輩だとか。

　帰って、今日が〆切とメモにあった、北海道新聞のトンデモ本書評コーナーの原稿を急いでやっつける。まだ未読のものもあったので急いで読んだりして、あわただしき限り。で、メールしてしばらくして編集部から返信、こっちのカン違いで、ほとんど一カ月も早く原稿を送ってしまっていた。なんなんだ。内容に問題はないが、冒頭でライフスペースのことなど触れているので、そこは変えねばなるまい。おかげで他の仕事いくつか、やり損ねた。

　ロフトプラスワン斎藤さんから電話。１月２月で何かやってほしいという依頼。正月第一弾の日を空けてくれていたが、残念ながらまだ帰省中。13日を仮押さえにしておく。さて、何をやるか。２月にはオタクアミーゴスをひさびさにロフトでやる予定です、と告げる。

　９時、夕食。サーモンのホイル焼き、鶏肉のビネガー風味、餡かけ豆腐。テレビつけたら、“ミイラがよみがえると考えていたので･･････”と大学の先生が喋っていたので、ライフスペース関係の特番かと思ったら、縄文時代の遺跡の話だった。ＬＤでＫ子に『河童の三平』を見せるがツマラナイというので、『シルクロード』見る。石坂浩二のナレーション、懐かしいね。これにも楼蘭のミイラ、というのが出てきた。