14日
日曜日
インドネシアのふくしま政美
朝、鶴岡法斎から久しぶりに電話。ふくしま政美先生のサイン会に川口に行ったそうな。竹熊健太郎、永山薫、宇田川岳夫といった面々が、“妙に俺になれなれしく話しかけてくるんですよ”キキキ、と笑う。人間関係の話いろいろ。唐沢さんがどこで本を買っているか教えてくれ、と某氏に訊かれたそうな。
昼は紅ジャケの西京漬けを焼いたのと、ゆうべのカブの葉の炒めものをで食う。今輔の落語テープ聞きながら。食べて腹いっぱいになって、資料本など読んでいるうちに眠くなって寝てしまう。寝ている自分でもわかるが、“すぎゅーっ”というイビキで、これは体が疲れている証拠。ほんの二十分ほどだったが、目が覚めたら疲れがとれてスッキリしていた。
考えてみれば去年も12月はバテてひどい目にあったんだった。今年はそれが11月に来たわけで、暮は案外ラクかもね。
昭和40年代のマーガレットを何冊か拾い読む。大島弓子が実録沖縄戦記モノなどを描いていて、しかもこれが非現実的なまでに悲惨極まるハナシで、毎回人が無残に死んでいく。いわゆるお涙少女マンガの、主人公に不幸が波状攻撃してくるストーリィ運びを、そのまま戦記マンガに適用したもので、珍の極。しかも描いているのがあの大島弓子、というんだからねえ。この他にも大島弓子はこの当時のマーガレットでは実話ものを何作も描かされて、そういう作家という扱いをされていたのだった。
夕方、コアマガから電話。〆切をおっそろしく過ぎて忘れていた原稿の件。あわてて、15分で400字詰め3枚、書いてFAX。たまたまその十分前にトイレで読んだ本に、注文内容の資料になるネタがあった。こういうところが不思議。
買い物に出て、夕食用意。シャケの洋風ちゃんちゃん焼き(野菜とシャケをミソダレで焼いて、バタを味付けに加える)、アツアゲと水菜の煮物、タルタル風ユッケ。NHKスペシャルのイスラム特集を見る。インドネシアのイスラム教徒の家を訪問インタビューしていたが、この人の顔がふくしま政美先生ソックリ。
E社Kくんから電話。デキテナイと答える。では明日朝また電話を、というので、夜討ち朝駆けで電話してこなくても出来たら送る、と言って切る。とはいえ連絡なくてもそれはそれで困るが、要はリズムがこちらと合うか合わぬか、ということなんだよなあ。