9日
金曜日
小為替の青い鳥
「ほら、無くしたって騒いでた小為替、出てきたじゃない。
いつだって近くにあるものよ」
※講談社打ち合わせ
朝8時起床。日記つけ、メール連絡、コメント等。
11時、母の室でブランチ。
サバ焼き、鴨肉と小芋の煮付け。鴨肉の風味佳し。
今日の2時の打ち合わせは先方が急遽出張仕事が入ったので
2回目の延期。まあ、急ぎの仕事ではないので問題なし。
ただし、スケジューリング調整でちょっとえらい目に会う。
来週は月曜以外、ライブ、インタビュー、打ち合わせと何かかにか
全ての日に入っており(月曜も夜は食事会である)、そこに新たな
打ち合わせ予定とその変更が入る。こないだ台風でトンだ
打ち合わせの再調整も難航、さ来週で調整しようとすると、
先様でその日だけ都合が悪いとか言われる。
週末の空いた時間に押し込もうと思ったらそこに別件が寸前で
スポッと入ってしまう。結局、今日中には決められず。
原稿〆切は無論その合間にさしはさまれている。
病院にもいかねばならん。
この不景気時代に仕事が忙しいと文句を言ったらバチがあたるが、
われわれの業界は仕事先、金あとなので、しばらくはキツいだけ。
しかし、先月まではどちらかというとヒマをもてあましていた
感があったが、なぜまた急にこんなことに??
企画ひとつ思いつきメモ。これはどこ用でもまだない、完全にメモ。
しかし、いつ口がかかるかもしれない、あるいはかけられる場所
が見つかるかもしれない、そのとき用に。
妄想ふくらんで、楽しいこと。
この妄想部分を削ったり形を変えたりして、現実的なものに
整えていく作業があって、実際に使えるものになるわけだが、
それは口がかかってからのこと。
4時、新宿東口らんぶる。Tくんと一緒にK社Iくん打ち合わせ。
Iくん、若手編集者だった頃に比べだいぶ貫目がついた(体型的にも)
という感じ。企画趣旨を説明すると、非常に面白がってくれる。
ただし、彼がやっていたM新書はお取りつぶしが決まり、単行本として
別のところに紹介をするということで、ちと時間かかりそう。
再来週はまたK社ですよ、と、その打ち合わせ内容を話したら
「いよいよですか〜!」
と大変喜んでくれた。
残ってTくんと次のイベント予定について話す。
業界大手の協力の話で、ちょっと思いついたアイデアあり。
今度話してみよう。
それと、カルト寄席の話がTくんから出る。16日と知って
ビックリ。快楽亭、私に連絡するのを完璧に忘れているな。
そもそも、こないだ私が出演すると知って仰天したのである。
世界堂にちょっと立ち寄って買い物、それから京王地下で食料品。
サントクにも寄って帰宅。
さすがにくたびれて帰宅後は何も出来ず。
8時半、夕食。鶏モツすき焼き、玉コンニャク煮付け。
食べていたらSくんから電話、すっかり脳裏から忙しさにかまけて
忘れていた件を持ち出される(Sくんは伝達役に過ぎないが)。
一瞬あせり、こっちの失念に冷や汗が背中をつたうのを覚え、
とはいえいきなり言いだすとはご無体なという感じで、
アーウーとうめくばかりだったが、フッと解決法(というより、
この事態の積極的活用法)が頭に浮かび、一瞬にして
それがひとつの計画になり、
「……では、こうするとしましょう」
と話して納得してもらう。この間、1分15秒。
電話切ってしばらくの間、いやあ、オレはアタマがいいなあ、と
自己満足にひたる。たまたま、それを利用できる状況だったに過ぎないが。
トンデモ本大賞の記録ビデオ見ながら、来年の構成のアイデアを
少し練る。さ来年には大きい仕掛けがいくらも出来るが、来年がなかなか
難しい。そんなこんなで酒を少し過ごしてしまった。