裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

31日

水曜日

Quack歌合戦

アヒル歌謡業界の一年を締めくくる歌合戦!

※買い物、年越し飲み会

明け方、呼吸が苦しくなり、ゼイゼイヒューヒュー息をしながら
ベッドの上で展転反側。気管支炎らしい。
何とか7時半ころには収まって、ベッドの上でうつらうつら。
夢を見る。

ミルウォーキーの工場街に、光点のようなUFOの大群が
攻撃をしかけてくる。軍隊も応戦し、夜空にその光の乱舞が美しい。
やがて、攻撃してきたUFOの搭乗員の宇宙人が、実は
フィリピン人を改造したものだったということがわかり
(ここらへん、『謎の円盤UFO』の影響か)、世界のどこかに
人間を改造して宇宙人にして売る闇組織があることがわかる。
柳家金語楼が本のオビでこの問題に触れ、
「アメリカのある街にあるマンホールの蓋はなぜか他の街のものより
大きい直径93センチである。このことにもっと注意を向けないと
大変なことになる」
と、思わせぶりなことを書いていて、金語楼もこんな問題に
関心があるのか、と思う。

9時半、朝食。ベリコデ(咳止め薬)を貰って飲む。
バナナリンゴジュース、アオマメスープ、
ミルクティー。コミケの後に一日あるというのは何ともゆったり
したもの。

ゆったりしすぎて、のんべんだらりと日記つけたり入浴したり
している間に3時過ぎになってしまう。
昼飯は讃岐うどん、アゲをのせてきつねにして。

バスで新宿に出て、母のリクエストによりビデオデッキを買う。
最初は西口のさくらやに行ったが、ブルーレイばかりでビデオの
デッキなど今どきまるで置いてない。
東口まで移動して、ビックカメラでようやく、一機種だけ
ビデオ専用デッキがあったのを買う。
下げられるようにしてもらい、他の店を回って正月用の医薬品など
買い物。……しかし、デッキの小さいこと軽いことに改めて感心。
あれは20歳のときだったか、ソニーのJ9を秋葉原で買って、
阿佐谷の下宿まで持って帰ったときには、あまりの重さに翌日一日、
筋肉痛で体がピクリとも動かなかったほどだった。
古い言葉だが軽薄短小、30年の月日を実感する。

帰宅して雑用いろいろ、しているうちにオノとマドが来て、
パソコンの不具合をいろいろマドに点検してもらう。
一応、見てもらうところは何ヶ所かメモしておいたのだが、
さて、こういう不具合なのだが、と見せようとすると普通に機能
したりして、“電気屋さんが来るとそれまで動かなかった家電が
動き出す”法則がここでも。それでも、プリンターの不具合や
いろいろ、見事に解消、これでイラつかずに正月が迎えられます。

『世界一受けたい授業』、撮りたしネタ一件ありとのこと、
8日に赤坂のスタジオ。

さて、それから母の室に移り、ビデオデッキをつないでから、
パイデザ夫妻、談之助父子(だんつまさんは24日に生れた二男と
一緒に留守番)と共に年越しの宴。
野菜サンド、ローストビーフ、ポーク塩焼き、頬肉シチューなど
でシャンパン、ビール、にごり酒、日本酒、及び博多のファンから
送られた焼酎と、酒づくし。

話題はコミケのこと、来年の仕事のこと、お笑いのことなど
脈絡まったくなし、まあ一年が終わるというリラックス的雰囲気の
中の罪のない馬鹿ばなし。
マドが酔っぱらってごろりと寝込んでしまうのも毎年のこと。

紅白が終って、行く年くる年見て、さらに何か残肴つつきながら
ワイワイ。何ごともなく年は暮れ年は明ける。
1時半ころ、解散。
明日は朝食抜きにして昼に雑煮と決める。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa