裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

3日

水曜日

いいじゃないの師走ならば

忙しい忙しいと人は言うけれど

※ラジオライフ原稿 英字新聞コメント チャイナハウス食事会

夢の中で私たち夫婦は著名な奇術師コンビである。
テレビで生放送で一週間毎日違った大ネタをやるというので
大評判になる。
そのネタの最中に、奇術に見せかけて本当に箱の中に
入れた人間を装置で圧搾して殺してしまう。
その圧搾した死体を詰めた仕掛の箱は阿佐谷の家に
置いてあるのだが、警察が来る前に始末してしまおう、と
真夜中に阿佐谷まで行く。裏口の植え込みの中を通っていくと
無人のはずの阿佐谷の家には親戚とその子供たちが泊まりに
来ていて、悪ガキどもが手品のタネを面白がってさわろうとするので
ヒヤヒヤする。
そのヒヤヒヤが心理ドラマみたいに展開すれば面白いのだが、
そこから意識がガキどもに対する悪意に行ってしまったらしく、
延々とこういう悪ガキをどう退治するか、で話が展開する。
殺人よりガキの方が上か。

朝9時半、久しぶりの電話で起きて母の室へ。
バナナジュース、上野山さんから到来の柿、スープ。
自室に戻り日記付け、それからラジオライフ原稿。
盗聴がテーマ。盗聴するのは悪いことだが、される方もされる方で……
というお話。

週末の収録にあわせてヘアカット予約。
さすが年末で来週の予定がどんどん詰まっていき、
新宿〜渋谷を往復しなくてはいけない場面もありそう。
名古屋のお食事処『楽』、来年1月いっぱいで閉店のお知らせ。
快楽亭から9月の時点で聞いていたが、いざ発表があると寂しい。
店主のゆめすけさんに聞いたら、建物は残るので、ルナの
名古屋公演などに使ってもらいたいとのことだが。

ひたすらずっと原稿書き。
昼は弁当、と言っても白飯で、それを温めて母の北海道みやげの
塩辛で食べる。

3時、原稿5200文字(400字詰め換算13枚)
書き上げてT木くんとベギラマにメール。
事務所に出かけるべく家を出たところで、しら〜さんから
メール。依頼していた件につき、朗報あり。
T先生から直接私と話したいとのことで、すぐ、電話あり。
相変わらずの調子。いまいちよくわかってらっしゃらない
部分もあるようだが(笑)。
お礼を言って、折り返し関係者に電話。
「おお」
と喜びの声。

渋谷で、今年最後のどどいつ文庫さん迎える。
ネタ的に使えるもの多し。喜ぶ。
そのあと、某英字新聞からの依頼に答えるコメント書き。
速攻でお礼のメールが来る。
日本語の文章がやたらうまい外人さんだと思ったらお母さまが
日本人だとか。
写真も欲しいというのでオノに投げておく。

6時15分ころ、バスでオノと共に幡ヶ谷。
チャイナハウスで東大のK先生、朝日のKトシューとで食事会。
マドも来る。最初は犬を食う会になる予定で上海小吃を
予定していたが年末でみんな参加者が忙しく、ごく普通の食事会
になってしまった。

とはいえ、鹿肉やスッポンスープなどいろいろ。
話題もポニョからゲテ食、夫婦論、精力剤までさまざま。
蟻酒をK先生に勧める。私は、マスターに勧められた熊の胆酒が
気に入った。

Kトシューにおごらる。
申し訳なし。
タクシーで帰宅、蒸留酒をもっと入れねば、と思い(別に
入れなくたっていいが)、一刻者をあけて、母のみやげの
手毬筋子で。うまいうまいとペロリ食べてしまった。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa