ということでテリー・ギリアムの『クリスマス・カード』。
http://jp.youtube.com/watch?v=yUCPC63zSdk

ありとあらゆる超常現象をミもフタもなく切って捨てている
『懐疑論者の事典』（楽工社）が、唯一認めているオカルトが
”サンタクロース“。

「真っ赤な衣装でめかしこんだ浮かれ者が空飛ぶトナカイに乗り、
腕を殻竿のように振りながら去っていくのを目撃した無垢で純粋な
人は多数にのぼる。十億人もの子どもの言うことを信用しない
なんて、いったい誰にできるだろう？　こうした目撃者なら絶対に
信用できる。何か精神錯乱に苦しんでいるという証拠もない。嘘を
つく動機もない。こうした目撃談のもっとも妥当な説明は、それは
本当だということだ」

……実はこの本、超常現象に対するあまりと言えばあまりの愛のなさ
に、読んでいてちょっとつらい気がしていたのだが、この項目に
出会ったときに、救われた気がしたことであった。