裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

8日

月曜日

ある日森の中、クサマンに出会った

花咲く森の道、草野満代に出会った〜。(別の受けを期待していた方もいらっしゃるでしょうが)。

※D書房マンガ原作 社会派くんゲラ アサツー原稿 打ち合わせ二件 写真撮影等 食事会

5時ころ、世界経済講義の夢を見て目が覚める。
その内容がまた、珍奇。
韓国には副紙幣と言う非兌換の補助金券がある。名刺なみに小さくて、
簡単と言うよりは粗雑な印刷で、表は絵、裏は文字で、数枚で
続きものになったりしているが、非常に内容とかがデタラメで、
いやしくも国の金として通用するものがこんなものでいいのかと
識者には言われているが、韓国の人々にはそれが伝統とされている。

で、目覚めてからまた眠ったら、そっちの夢で、実際のその
副紙幣を手に入れた。十二単を着た熊倉一夫さんみたいな絵の上に
数字が“0011001……”と印刷され、フリガナで“リキーッ、
リキーッ”などと書かれており、なるほどこれはケッタイなものだ、と
思い、大喜びする。

9時半、朝食。
バナナジュースに柿、コーンスープ。
いただきもので果物豊富なので、明日からしばらくバナナジュースは
休みとする。

社会派くんのテープ起し、上がる。
チェックを入れて、10時半返送。
それから日記つけ、D社の昭和史エッセイ本、マンガを載せるので
その分のシナリオのみ、急いでやる。その他雑用、繁多を極む。
アサツーデーケイの原稿、今日〆切と連絡あって、大慌て。

昼は弁当、豚肉のヤキソバ。
アサツー原稿何とかアゲて、2時半、家を出て新宿東口の珈琲西武。
M社Yくんと、制作会社の人、企画者の人と打ち合わせ。
まだ全然話が固まっていないので詳しくは書けないが、
私の作品を映像化したいという件の打ち合わせ。
企画のT氏は甘いマスクのハンサム青年。
役者もやっていたことがあるそうである。

まだ、企画動きはじめたばかりで、とりあえず今日は
最初の企画書に問題がないかどうかの、私とM社との間の
合意をとる段階。うまく転がり出してくれると面白い。
こちらから条件ひとつ、向うはむしろ喜んでくれた。

打ち合わせ終って、西口からバスで渋谷。
ちょうど、荷物が届いたところ。出版社からのお歳暮と、
一乃谷から生ガキ。これもちょうど今夜は家で食事会なので
都合のいいことであった。

5時、ベラミでNHK打ち合わせ。
来年1月収録予定の『熱中夜話』。構成内容、それとゲスト等の
件について、制作会社アマゾンと。
「なぜ、NHKでこういうものを取り上げるのか」
という部分で熱弁をふるう。
ゲスト枠、もう少し私の意向を強く出したいもの。

6時半くらいまでガヤガヤと。
それから、ディレクターと少し話す。
彼の権限がかなり大きくなっているというのはいい傾向。
とはいえ、来年度以降、なかなか彼の作っている番組などが
厳しい状態に置かれそうということもある。

別れて帰宅、同人誌撮影用の準備。
7時45分にオノとマドが来て、台所で写真撮影。
ツユクを試食させてみたら大いに気に入った様子。
1時間ほど撮影して、母の室で食事会。
いただきものの牡蛎中心に、生牡蛎、キノコと貝類の炒め物、
野菜(ブロッコリ、モロッコインゲン)のフライ、
コテージ・パイ、スペアリブ。
松竹梅の白壁蔵という日本酒が案外料理にあい、
日本酒こんなに飲むと明日がつらいな、と思いつつぐびぐび。

11時半ころ、お開き。
長野のヒコク氏から貰ったリンゴを二人に持たせるが、
帰りの途上、M垣くんにばったり合って、リンゴ半分もたせたとか。

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