ウルトラQのころが懐かしいねえ（佐原健二・談）

朝7時半起床。入浴8時、日記などつける。母が寝坊したらしく、朝食は10時。冷たいパンプキンスープ、ゴールデンキューイ、スイカ。『ぶらり途中下車』で、旅人にマギー審司が出ていた。彼の知名度というのはいま、どのくらいなのだろう。

今日のトークの資料をまとめ、さてプリントアウトして、と思っていたら自宅の腐れパソコンではプリントアウトができなくなっていた。仕方なく、まず、一旦仕事場までタクシーを飛ばし、そこで大急ぎでプリントアウトして、さらにタクシーで神保町三省堂へ。時間に余裕を持って出て、ボンデイでカレーでも、と思っていたのだが食えなくなった。オノに電話して、なんか昼飯を買っておいてくれるよう頼む。

三省堂本店、8階控室でミリオンのYさんと打ち合わせ、買ってきてもらったまぐろ丼で腹ごしらえ。2時、トーク。と学会の藤倉さん、S井さん、IPPANさんなどの顔も。きーたさん、kayさん、ぎじんさん、jyamaさんなど常連さんが多い会である。猟奇ばなしだし、も少し夕方近くにやった方がみんな来やすかったのではないか。

話はウケて結構、昭和30年代と猟奇殺人という、自分の好きなもの二つを合体させたテーマゆえに面白くないわけがない。ただし自分にとって。自分が一番喜んで話していた。このトークのような内容で、ミリオンから次の著書を書きますのでよろしくとラストには宣伝も。終わったあと、サイン会。藤倉珊氏の珊の字をど忘れした。

ミリオンからなんとお車代が出る。最近、著者のサイン会やトークライブは“プレゼンテーション”というのが常識になってしまっていて、めったにこういうもの、出ない。こういう慣習も既にレトロなのか、懐かしい気がしてうれしかった。

終わって、オノ、アスペクトK田さん、jyamaさん、ぎじんさんのメンツで、三省堂地下の『放心亭』へ。お疲れさま、で乾杯。途中でrikiさんも偶然この店に入ってきたので誘って、ドイツビールで乾杯。K田さんら、みんな、私の日記で名のみ知るjyamaさんが見られて
「うわー」
と喜ぶ。何がうわーだかわからないが。相変わらず色っぽい人でオノが“ほら、そろそろエロ人妻になってきます”とウレシそうにツッコむ。

「でも、酒が入ってjyamaさんがエロになってくるのと、先生が“オレ、女より酒の方がいい”になってくるのがほぼ、同時なんですよね」
と。嗚呼、まるで『レディホーク』のミシェル・ファイファーとルトガー・ハウアーのようではないか。打ち上げ女のオノ、今日はぎじんさんを“よっ、オタク界一の紳士！”とからかって遊んでいた。

ビールの正しい注ぎ方の話、ギョニソの正しい剥き方の話、最近私の日記に料理レシピが無くなって悲しいという話、居酒屋おれんちの話、それから芝居の話など、いろいろ。ソーセージ、ポテトフライ、キャベテツ（キャベツの鉄板焼き）など食べて、ドイツビールいろいろ。jyamaさんはブラウマイスター、オノはエルディンガーヴァイスビール、私はケストリッァー。6時半ころまでワイノワイノ。お車代はここの支払いの助けに、と提供。

jyamaさんは旦那さんと子供のもとに帰るが、外に出るとまだ6時半で明るい。これはもう一軒いかざるべからずだ、と残り全員ほろ酔い（と当人たちは思っていたがかなり酔っていたかも）で歩いて、エリカの向かいの居酒屋に入り、焼酎。ここでもうだうだとダベる。楽しいが連続6時間飲みでさすがに酔いが回り、9時半ころにはべろんべろん。

途中で電話入り、パイデザH塚くんから、今夜パソのメンテに行くという。仕事しているところにこんなベロ酔いでもいけないなと思い、まだ時間も早いし、いったん事務所で仮眠とって、それから帰ろう、と思い、タクシーで渋谷。仮眠用布団が万年床で敷いてある和室でごろんと横になったら朝までそこでグーと眠ってしまった。浮気もしていないのに朝帰りというのは納得いかん。