24日
日曜日
もうひとつのQJ
朝、書き下ろし原稿。不捗。雑用などに時間をとられるし、また逃避で雑用を一所懸命やってしまったり。新著寄贈先リストなども作らねばならず、ヒイヒイ。結局昼飯食いにいく時間もなく、冷飯にノリタマ。
新著寄贈と言えば思い出すのがアイザック・アシモフ。友人のゴードン・ディクソンが送ってきた新著に“熟読のうえ、この小説の欠点と思われるものを遠慮なく指摘してほしい、次作の参考にしたいから”とアンケート用紙がついてきたという壮烈なエピソードを紹介した後で、
「もし、誰かが“私の”著作を読んで、なにか欠点に気づいた方があれば、どうかそれを秘密にしておいていただきたい。私は知りたくない。“私が”批評を求めるときは、拍手喝采だけが欲しいのだ。どうかお忘れなく!」
いかにもアシモフらしいが、私は当然、ゴードン派であります。ただし、“私の”ではなく、他人の本に対してですが。私の本にそんなことする奴は、飼ってる猫がサイコ野郎にさらわれて生きたままフードプロセッサーにかけられてギョーザにされちまえ、と心の中でつつましく呪いをかけてウサをはらします。
上野山功一氏の女装バー、カチンコから引っ越しのお知らせ。福島県飯坂温泉。さて“温泉に入って女装をしよう!”ツアーを組むか。そう言えばこないだ見た『野獣の青春』にも、キャバレーのマネージャー役で上野山氏、出ていたな。
伏見憲明氏からゲイリブの新雑誌創刊パーティのお知らせ。女装パブとゲイ雑誌のお知らせが並んで届くというのもなかなか。・・・・・・ところで、その誌名が『クイア・ジャパン』。わはは、ワザとつけた名ではあろうが、これで日本には『QJ』誌が二つ、出来ることになる。取材などで混乱することだろうなあ。
青山まで気分を変えようと散歩。ABC本店で、ガキが二人、ギャアギャア騒いで走り回っている。母親はおざなりにあしらいながら本を立ち読み。なぜ店員は注意しないか。“うるさい!”とにらみつけるも効果ナシ。今度来たら殴ってやろうと思っていたら、一人で勝手にころんで泣き出した。これがまたやかましい。目当ての本探す気が失せて、『別冊太陽』ターザン特集を一冊買っただけで出る。
某所から入手の某々々作品をビデオで見る。これ、某々々々々の某々で、某々々の某々々として某々で某々されたものだが某々が某々々々々、某々が某々々、某がまた某々某々々々々、某々某々々々々々々、某々々々々某々、某々某々某々・・・・・・で、とにかくもう、大笑い。
晩飯、スーパーで“レンジフォンデュ”なるものがあったでココロミてみる。蓋とって、2分チンするだけで、チーズフォンデュのできあがり。パンにつけて食べる。もちろん、本格的にキルシュで味付けしたものに比べればいささか風味に欠けるが、これほど超簡単にフォンデュが食えるなどというのは驚異。ひょっとして21世紀ってコレか?