15日
金曜日
あらなんともなや昨日は過ぎてふくと汁
タイトルは一茶の句、だったっけ。
午前中、『創』のイラスト指定。それからイーストプレスの日記原稿、付け足しを書いて送る。ヘテから学陽書房の表紙用写真選択して編集の橋本くんに渡す。仕事したように思ったが、こうしてみると雑用ばかりだな。まあ、雑用も仕事のうち。東大新聞から原稿料振り込み先を教えてくれと知らせがあったが、掲載紙をいっかな送ってこないのはどうなっておるのか。
昼はメンタイコご飯と、ゆうべの残りのイカ丸煮。外へは出ず、書き下ろし本用の資料調べなどしているうち、ちょっと眠くなって三十分ほど昼寝。
鶴岡から電話。企画がなかなか進まずイラついているらしい。最近の出版事情考えるとやむなしとは言い条、それに生活かかっている者にとってはイラつくことであろう。私の定義するプロの物書きとは、ある程度の仕事量をこなすことができる者のこと。質が高いだけのものなら素人でも書ける。また、質の低いものしか書けなければ数はとれない。仕事の数をこなすことが出来、かつその数を自分でとってこられる者をしてプロという。ただし、現今の出版業界状況において、プロであることの難しさよ。
5時半ころ、安達Oさん来宅。さっそくインターネットの不具合、見てもらう。ニフティマネージャーからフォーラムへアクセス出来ない原因、見つからず。どうもソフト自体に壊れている部分があるのではないか、ということ。インターネットからニフティにつなげるようにしてもらう。それやこれやでK子、Bさんと待ち合わせの7時に30分も送れて出向く。K子、サメのような顔でこっちをにらむ(笑)。
Oさんがメンテしてくれている間に、朝日新聞の雑誌紹介のコラム一本書き上げ、FAX。『彷書月刊』は好きなだけでなく、違和感もいろいろ感じている雑誌なので、書くのがおもしろい。
いきつけの和食屋でフグづくしのコース。薄作りの見事さにK子“食べながらエクスタシーに達した”とか。快食快談。バトルウォッチャーパティオのホームページに書くエッセイのことなど。
安達ズさんと別れ、家に帰ってインターネットつなげてみる。キリスト教の教会の、懺悔掲示板というのをのぞく。懺悔というのは聴聞者と二人きりのところで行うのではなかったか?
・神様、電車の中で、女の人に、見せながら、マスターベーションを三回も、したことを、お許し下さい。両親を、敬えないことを、おゆるしください。
・主よ、私には好きな人がいるというのに、ほかの女性のビデオを見てはマスターベーションをするおろかなものです。どうかこの罪深い私めに裁きをお与えください。もし、私を赦してくださるのなら、どうか、私めを正しい方向に導いてください。・神様、あの馬鹿な病気女に罰をお与え下さい。俺がこの一年苦しんだ分、彼女を悩ませてください。そしてこのような妄想をした俺を滅ぼしてください。もう罰は十分受けました。
・前の職場でセクハラをし、あまつさえストーカーまがいの事までしてしまいました。その上やけくそになりケンカはするは、交通事故はおこすは。仕事も首になった上、賠償で貯えはなくなり、アパートは追い出されるは、税金で差し押さえをくうは。これは神の罸なのでしょうか。それともかの女性の崇りなのでしょうか。どちらも愛しているなどと思っているこの俺をお許しください。
・神よ、あなたがあまねく宇宙の創造者なら、お聞き下さい。私はこの星の人間ではありません。この星は余りに危険で不確実です。この星では私は余りに弱く、無力です。それが為、罪を犯し、恥を受けました。こんな星にはもう耐えられません。どうぞ私を星の世界にお連れください。さようなら、私の太陽。いつまでも輝いてくれ。あなたの笑顔が二度と黒雲に蔽われないことを。汝が同朋に幸いを。汝が敵に死を。
・・・・・・懺悔する前にいろいろすることもあるのではないか(病院行くとか)、と非信心者の私としてなどは思うのだが。