裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

25日

月曜日

愛さずにいれられない

僕は肉体の結びつきには愛が絶対に必要と考えます。

※『男の部屋』原稿、『社会派くん』対談、恵比寿最終打ち合わせ、『社会派くん』打ち上げIN新大久保。

朝8時起床、疲れ体にたまる。9時朝食、スープ、リンゴ、ブドー。加藤茶の会見。大動脈解離という懐かしい名前。ブラックさんと同じである。体温を23度にまで下げて手術した、ということ。一方で、焼肉のたれで命をつないだ、とされていた六甲山の遭難者の男性は、そうでなく、22度の低温下で“冬眠”して生きていたらしい。インタビュー記事を見ると、凍傷のあとすらなく元気そうである。クライオニクス研究の生きた見本として残り一生、食っていけるのではないかとさえ思う。

ネット散策。植木不等式さんの“賛美歌大将”という日記のシャレに打ちのめされる。『Memo 男の部屋』のコラム5枚半。2時間かかったのはかかりすぎだと思うが、内容はぎっしりと詰まったものになった。昼、弁当。キャベツチャーハン。

オノからのメールもあり、いろいろと屈託した末に某件に結論を出す。ぎじんさん、佳声先生のところにも。諸事情あり、28日の恵比寿演芸ルネッサンス、昼の部は順延ということに。さまざまな事情あったとはいえ、全て私の力不足。後は夜の部に全力を注ぐのみ。

家を出るが、心ここになかったのか、この大事なときに携帯を忘れてしまう。シマッタと思ったが既に遅し。事務所に出て、連絡いくつか。4時、時間割にて村崎さんと今年最後(アップは来年第一回)の社会派くん対談。デスペレートな気分が逆に効果あったか、毒舌かなり強いものに。と、いうか現状日本への“どうしようもない”感が前に出たか。

6時に恵比寿打ち合わせが入っているが、ポッドキャスト用の宣伝まで吹き込んで、時間割を出たのが6時15分前。タクシー飛ばすが渋谷−恵比寿なんて近いと思っても案外かかり、15分遅れ。夜の部の照明、音響の部分のみ、ざっと打ち合わせ。

30分ほどで終わって、新中野まで行き、携帯をとってくる。これで精神的にも肉体的にも疲れ切った。そこから新大久保、恵美寿。先日、杉ちゃん&鉄平のコンサートの後で入った店。村崎さん、森園みるくさん、オノ、K田さん、装丁のMさん。体が疲れている反動か、口はいや、回るまわる。ここでの対話だけでもう一回分、対談が出来そうであった。パワーつけねば、とドジョウ鍋、犬鍋頼んで飯にぶっかけて食う。オノが黒豆マッコリなるものを頼んだが、いやこれが甘い々々。真露に切り替え。Mさん、犬鍋も、真露にキウリ入れるのも初めての経験だったらしく、目を丸くしていた。11時半、お開き。森園さんが
「うわ、案外盛り上がっていたのね」
と驚いていた。

帰宅、メールで佳声先生(佳江さん)から諒承の答えあり、ホッと。我が身のふがいなさを嘆くが、とりあえず再立ち上げに全力をつくそう。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa