20日
水曜日
青空ニコラ・テスラ
「僕、今度新しいコイルを発明してねえ」
※カスミ書房さん訪問
朝8時半起床。いろいろと夢見。入浴して9時朝食。母とちょっとじっくり話す。起こるときというのはいろんなことがいちどきに起こる。自室に戻ったら、猫が砂箱ごといなくなっていた。K子が仕事場に猫を連れていったらしい。ミステリーっぽいな。
いろいろと頭の中を考えがぐるぐるして、仕事にならず。この年末に困ったことである。橋沢さんから電話あるも、今日は河崎組訪問、ちょっと無理。気分高めようと仕事しながら、天海麗のAVを流す(高まるのか)。いや、この子天然だわ。シャワーシーン盗撮で、鼻歌で歌っているのが(夏の撮影なのに)
「♪は〜やく来い来い、お正月……」
というところで吹き出す。
昼はキャベツナポリタン。コンニャクが入るととたんにダイエット食ぽくなり、食べるのに抵抗が出る。結局、某文庫のあとがきをちょこっと書いただけ。N氏から、昔やっていた某企画を再立ち上げして欲しいと言われているので、ご相談を、とメールくる。私的には現在の気分は依頼されてちゃんとギャラが出てスケジュールが合えば、という程度のものだが、スポンサーサイドが、ちょっと別件でからめられたら面白いと思えるところなので、そっちに期待。
岸田今日子と青島幸男の訃報に驚く。まさに今、上映されているアニメラマ『千夜一夜物語』の主役二人。岸田今日子は元・夫の仲谷昇が連れていったとも思えるが。まったく、ダレもが抱く平凡な感想だが今年はいったいどうしちゃったのか。
3時出社。東急エージェンシーが急な打ち合わせを入れたい、ということで、もうトンボで事務所を出る。原稿多々、書けず。すまん。
神保町でエージェンシーさんと打ち合わせ。うーむ、本当に今日はいろんなことが起こる。一晩考えさせてほしいと申し出る。頭の中がジェットコースターのようにぐるぐる。
開田あやさんと落ち合って、カスミ書房さんに。いろいろとお世話になったりなられたり。開田さんの今年の二日目のブースは壁際なのだが、周囲をボーイズラブに囲まれているそうな。
開田さんは仕事の打ち合わせで遅れるというので、じゃあ新高円寺まで帰って飲もう、と地下鉄で。地鶏の美味い焼鳥屋『澤村』に入る。開田さん、すぐ来るがその仕事の担当者が、Dちゃんの今の彼氏だったそうである。世間はやはり100人くらいしかいない。この店、鳥スープが濃厚。あと、焼き鳥はナンコツが無茶苦茶にうまかった。
話題、と学会のこと、トンデモ本大賞のこと、その他いろいろ。ちょっとグチモード。河岸を変えて、ややオシャレな店で飲み足し。ここでもグチっぽくなったかもしれない。開田家が出した光デパートさんの同人誌、いただいて帰る。地下鉄内で読んで、その面白さに大満足。植木さんのエッセイの知的とはまた異なった、一般人が疑おうとしない常識や見識をひょい、とひっくり返してみせる小技の効いた知的文章。ネットで読んでいたときはもっと辛口だと思っていたが、こうしてまとめて読んでみるとそうでもない。辛口というよりは“事実はこうですが?”とデータを差し出してくるクールさが身上か。