詰めて無くした指の損害補償をいたします。

※脚本執筆。

朝、６時半起床。寝床の中で文春文庫『ウソの歴史博物館』読む。ケン（バービーの恋人）のゲイ・カミングアウトの詳細がわかったのが儲け物。あと、ＢＢＣが、失業者たちが暴動を起して運輸大臣を街頭で縛り首にした、というニュースを流してロンドン市民がパニックに陥った、という事件はオーソン・ウェルズの『宇宙戦争』騒動に１２年も先駆けてのことだが、これを流したのがＢＢＣラジオの『ロナルド・ノックス神父のブロードキャスティング・バリケイズ』というコメディ番組だったというのに驚く。ノックス神父と言えば『ノックスの十戒』で有名なミステリ作家で大司教。そんな人が自分のコメディ番組を持っている国というのも凄い。

写真、ラジオ、テレビと、このたぐいのホークスは時代における最新メディアを常に利用して発展してきたこともわかる。最近はなんといってもネットだろう。そう言えば、と学会のＭＬで最近話題になったのはこのサイト。
http://kitanoya.hp.infoseek.co.jp/

入浴して９時朝食。カボチャスープにリンゴ、イチゴ。落ち込むこと連続で沈みかけるが、こういうときに“日常”を守るってことは大事だ。関口宏のサンデーモーニングは今年亡くなった人の追悼番組をやっていたが、ＴＢＳなのに実相寺監督は報道せず。

日記つけ。それから、某企画の脚本を書き出す。これがやりだしてみるとやはり面白いのである。これでウサを晴らす。

昼は母の室でキャベツとコンニャクの焼きそば。帆立のダシがたっぷり入っているのでダイエットでもおいしい。とりあえず、一週間で２キロ減った。５キロは減らしたい。

去年の暮の日記がまだ表にアップされていない。ｍｉｘｉには日記が残っているのだが、これは、去年の暮は忙しさのあまり、タイトルダジャレを考えるのがおそろかになっていたためで、表に出すならまず、三ヶ月分９０個以上のダジャレを考えねばならないからである。正月にでものんびりやってみるか。

あと、去年暮はある件で非常に神経がササクレだっていた。はっきりは記述していないのだが、日記を公開のために整理すると、そのこともきちんと書き足さざるを得ないので、何となく荷なのである。それにしても、よくあれで精神を平常に保っていたものだと思う。日記のあいまいな記述では記憶がたどれないので、当該のサイトの去年の項をちょっとのぞきこんで、アアコレカ、と思い出して、またイキドオってしまう。

３時、事務所に出る。またいろいろと原稿。メガフォース隊長さんからお歳暮いただく。脚本書き、まだ全体の２割くらいだが、没頭。途中、買い物に出たら私の顔を知っているという人から話しかけられる。開田さんの知人で、このあいだみんなで小肥羊に言ったという。
この近辺の変容ぶりを話す。以前は怪しげなアジア・アフリカ系雑貨・衣類街だったこのあたりも、すっかりオシャレなカフェなどに侵食されてしまっている。そう言えば、焼肉・ゆうじのビルの上にあったインド衣類屋も閉店セールだった。

９時、家に帰り、寒いので風呂を入れて半身浴。しながら河崎監督のトンデモホラー台本を読む。ＮＣ赤英のセリフと役柄が妙に本人にハマっていて、風呂の中で大笑いする。

クリスマス・イブを仕事しながら過ごすのも例年のことでかえってぜいたく。熊本の馬刺しにお歳暮のおでんダネの練り物を炙ったやつ、それから博多のファンから送られた焼酎でしみじみ。自分の書いた脚本を何度も読み返しつつ。どうやって寝たか、記憶になし。