13日
木曜日
グーグル号航海記
すぐ「ガラパゴス フィンチ」で検索をかけるんだ!朝7時半目覚め、8時起床。下半身に寝汗淋漓。よくこんなにかくな、と感心するほど。入浴、9時朝食。ブドー数粒、イチゴ3粒、タンカン半顆。スープカップ一杯。
日記つけ、例の件についてしばし怒って、原稿書きする。要するにいつもと変わらず。ただし今日は会計士が来るので、私は早くに家を出なくてはいけない。K子と、来週一泊旅行の計画。
猫三味線スタッフクレジット最終確認。鳴り物を担当してくれた春風亭昇輔くんは真打に昇進したので、瀧川鯉朝(春風亭昇輔改メ)に直してもらう。
弁当使って(自家製ウナギカバヤキ)、12時半渋谷の仕事場へ向かう。バーバラと青山ブックセンターでの『魂食!』サイン会についてちょっと打ち合せ。最初の話と食い違うところあり、三才のSさんに問い合わせてもらうことにする。
2時、時間割。メディアファクトリーNさん。『幽』次号で『猫三味線』を取り上げてくれることになっているので、その打ち合せ。私は佳声先生との対談、それにコラム一本執筆。あと、実写についても少し紹介してくれないかとプッシュ。
仕事場に戻る。本当はNさんと会ったときに猫三味線のDVD(見本)を渡そうと思ったのだが事務所に製作委員会から届いておらず。帰ったらすぐ、宅配で届いた。タイミング悪し。オノは体調不良で今日は休み。昨日飲ませすぎたか?
明日の『ポケット』のブログアップ文、それからポッドキャスティング用のブツを揃える。3時半、また仕事場を出て、カフェミヤマ。佳声先生インタビュー。バーバラから、テレコを忘れたので持ってきてほしいという伝言がオノ通じてあったので持参。
今日は佳声先生からではなく、先生の妹さんからお話を伺う。本人だけから話を聞くと視点が一方的になってしまうので、家族のお話も聞いておくのである。家の長男がいきなりドサ回りの役者になって家を空けるというのは大事件の筈なのだが、お母様がしっかりしていて、家をちゃんと切り盛りし、かつ、息子のことはやはり信じていて、どこかで役者としての大成を願っていたらしい、とのこと。母親なるかな、という感じでちょっと涙ぐむ。
佳声先生、このあいだ大津の能楽堂で『猫三味線』を公演し、大ウケだった由。DVDと自伝の発売など、今年後半は佳声ブームを巻き起こしたいというのが私の願望である。若い頃めざした芸人の道を、定年後に実現させ、78で大輪の花を咲かせようとしている先生の存在は、来年、大量定年退職者を出す団塊の世代にも大きな希望の星になるはずだ。
お話を伺ったあと、渋谷更科でちょっと軽く食事と酒。奥様と妹さんが、佳声先生をたしなめながらも尊敬していることがわかって気持が良い。世の中には、どんなに業界で成功しようと芸人が家から出ることを一切認めぬところもあるのである。
ビール数本、日本酒一合を私と佳声先生で、それとヨモギそばを一枚。バーバラと仕事場に帰り、私はまたちょっと原稿書き。7時、背中がバリバリなのでタントンに行く。女性の先生で、あまり効かない分、酔いを覚ます一寝入りにはよかった。
プロント・プロントから催促、メールを見たらアスペクトのサイトから催促、他にもいろいろ催促。週刊誌連載減らしたのでヒマが出来るぞと喜んだにもかかわらず、この〆切り攻勢は一体何。
帰宅、小説原稿書き。冒頭部分なかなか進まず。とりあえず細かい描写はあとまわしにしてどんどん先に話をもっていかなくては。12時過ぎまでやって、海鮮丼で焼酎(残波)ロックで。海洋生物のビデオなどバックにかけておく。今食べているイカやエビが画面で動いているのはなかなか珍な気分。1時半、就寝。