12日
水曜日
長生きしたけりゃちょとおいで、超音波、超音波
超音波健康器具完備@船橋ヘルスセンター。朝7時半目覚め、8時起床。寝床読書ロンブローゾ『天才論』読みはじめ。トイレ読書『ジャズで踊って』そろそろ終盤。川畑文子の歌が聴きたくなってCDをネットで探したが品切れ。
入浴、今日も空模様どんより。肩凝りの原因になると思い麻黄附子細辛湯のむのを控えていたが今日は服用。朝食、9時。ブドーとタンカン、スープ。髪がかなり伸びているのでヘアカットいかねば。
午前中はアサ芸最終回かかりきり。午前のうちに、とはいかなかったが1時には完成。やはり麻黄附子の効果あらたか、か? 朝、ちょっと落ち込む数字をネットで発見してダアとなるが、後で別サイトで、それはむしろいい数字であった、と知る。
弁当(タラコ、ハリハリ漬け)使って家を出る。寒いと思ってセーター着て出たらちょっと汗ばむ。やはり、曇ろうが雨が降ろうが春は春。
仕事場入り、ミリオン『猟奇の社怪史』ゲラチェックにかかり、しばし没頭。まえがきの部分にかなり手を入れる。ほぼ完成したところで、後送のゲラが届く。見てみるに、さっきかなり直したところが、図版の差し替えでいらなくなっている箇所とかあり、アレ? である。
3時、時間割でミリオンYさん。後送ゲラがさっき届いた、と言ったらエッと驚いていた。かなり前に出したものらしい。今日じゅうに戻すことに。他の懸案事項も無事に解決し、心底ホッとする。Yくんには迷惑かけたが、逆に言えば、この本の製作が終わった時点で、1ヶ月かなり余裕が出来る。ここでやっていれば、という風にも思うのだが、世の中そううまくはいかない。
『猫三味線』もそろそろ発売開始イベントの固め、忙しくなってくる。京都精華大学で関連で講演の話もあり、またサイト設営準備も着々。その中で、佳声先生サイドからスタッフ表記についての質問あり。製作委員会のSくんが説明していたのが非常にわかりやすい、いい回答だった。映画における“製作”と“制作”の違い。一般の人でこんがらかっている人もいると思うのでその説明をちょっと要約して転載してみる。
業界では、一般的に直接現場で作品をつくることに対し“制作”の文字を使用している。コロモ偏のつく“製作”は、全体的に作品を統括し、出来上がった作品の権利を運用していくこと。例えば『ALWAYS三丁目の夕日』では、現場で撮影を担当したのは“ロボット”と言う会社なので「制作:ロボット」であるが、出来上がった作品の権利運用をするのは、その作品に出資をした、委員会になるので「製作:『ALWAYS三丁目の夕日』製作委員会」になるのである。英語で言うと制作がフィルムメイキング、製作がプロデュース。ああ、こっちの方がずっとわかりやすい。
4時、時間割にとって返して『創』オタク清談。岡田さんと。マンガ特集なのでマンガの話を、という要望だったがのせられるものか、という感じでDVDボックスの話をする。やはり今の最大の楽しみはコレ↓でしょう。
http://www.tanomi.com/shop/dvd/items03228.html
今日は対談そのものよりも、終わったあとの話の方が長くいろいろと興味深かった。『創』のKさんがメモまでしていた。いささかヤバい話なのだが。
終わって帰宅、後送部分の『猟奇の社怪史』ゲラチェックやってFAX。それに関連してYくんと電話でやりとり。これで家を出るのがちょっと遅れ、8時花園神社でオノと待ち合わせ、新宿ゴールデン街のバー『幻影城』。ミステリ関係者のたまり場らしく、そこで芦辺拓さんの著書30冊達成記念パーティにちょっと顔を出す。この店はゴールデン街では比較的新しい店で、屋根裏部屋(?)のような場所に、ベーカー街をイメージした個室も作られている。
芦辺さんには『アデラ/ニック・カータープラハの対決』をプレゼント。芦辺さんからもちょっと挨拶。15年の作家業で30冊は現在では寡作に属するだろうが、これは文庫などは含めていない、完全な新作のみの冊数。ただ、私は氏のレトロエッセイなどをちょっと読んでみたい気もするのだが。中野晴行氏などとちょっと話すが、なにしろ狭い店にどんどんお客が来るので、30分ほどいて店を出る。
オノと『彌次郎』に久しぶりに行き、さらに二丁目の『へぎそば昆』。『ポケット』収録の、ミキサー室でのDやPの会話など聞く。ポケットはとにかく、他の番組とは性格すらも切り離して、唐沢俊一の超個人的な番組にしていくことが成功の鍵だと思う。
11時半、オノと別れて、いれーぬへ寄ろうと思ったが満席のようで、そのまま帰る。ベッド読書しながらいつの間にかグー。