26日
日曜日
津軽ジオングら節
目なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです!(津軽瞽女・談)。朝、ピクシー風フルCGアニメの夢を見る。主人公(変な動物)が辛いものを食べて肛門を腫らし、水に飛び込むと痔が破裂して大出血する。汚い夢だが、その、水面に流れる血の色の赤のまあ綺麗であったこと。これまで夢の中で見た色彩中一番のあざやかさ であった。
朝3時に目が覚める。時間的には(昨夜の就寝が早かったので)たっぷり寝たことになる。ネットで打ち合わせの日取りの確認などして、また寝る。7時半、起床。朝食行くが、K子は今日はもうちょっと寝ている、と言う。一人で母の台所へ。焼きカボチャとキウリに長野のニンニクミソをつけて囓る。部屋に帰り、ちょっとダラダラ しようと、遅れている日記(17日のもの)を書く。
9時ころ出て、バスで渋谷まで。なんとなくテンション上がらず、日記くらいしか書けない。開田さんから、大阪で撮った田門のママとの2ショット写真が届く。S山さんからもメール。昨日、植木さんS山さんたち一党は、なんとあれから大久保のグリーン食堂へ行って泥鰌の湯を食べてきたそうである。健啖というよりは食らい意地 が張ってるというべきだろうな、やはり。
昼飯は高菜のおにぎり。中にウメボシ入り。3時に東武ホテル、制作会社アマゾンさんの面々。アニメ夜話打ち合わせ。担当のハイジの件、私の話そうと思っている切り口を説明。今回、『カリオストロの城』の回の大地監督的役割のゲストは、なんと大林宣彦監督だそうな。うーむ、強敵かも。あと、都合で出演が不可能になったのだが、『パトレイバー』に関しても参考意見を求められたのでちょっと自説を述べる。しかし、あの番組の視聴者には、どうもNHKの公認サイトで内容を知った人より、私のこの日記で情報を得ている人の方が多いらしい、という話には笑った。
終わって8時ころまで、何も動けず、何も考えられず、ぼーっとして過ごす。明日がつらいぞ、これは、と思いながらも、気圧のせいで体が完全に固まってしまってい るのである。8時10分のバスで新中野まで。夜の高速、霧雨にけぶり美し。
家で夕食、サンマの大きいの、けんちん汁。サンマには到来もののすだちをたっぷりかけて。K子が、これから寒くなる時期、朝はゆっくり寝たいので、朝食時には来ないことにする、と言う。それはいいが、用事がないとまったく母の部屋に顔を出さないのはちょっとなあ。母もこの数日、モバイルの調子が悪く、メールが出来ないので鬱々としている。勝手な嫁と鬱状態の母の間にはさまれて、長男としては“どうすりゃいいのか”的立場となる。まあ、これまでこういう悩みをまるで味あわなかったということが奇跡なのかもしれない。食べ終わってさっさと自分の部屋に引き上げたK子の後を追って、少しその話をする。出来ないものは出来ないし、出来ないのだから努力もしない(無駄だから)という態度はある意味非常にスッキリしていて、こういう割り切り方が出来るのがうらやましくもある。しかし胃が痛い。