12日
木曜日
シュンペーター柳昇
大きなことを言うようですが噺家で経済学者というのは私一人です。朝6時起床。7時入浴。7時半朝食。判で捺したようなのは朝からの店をやっていた商人の家のリズムがそのまま現在まで持ち越されているため。朝食、焼きカボチャとスイカ。
8時15分のバス、盆で道が空いており、スイスイと気持ちよく走る。仕事場に着いて、と学会でうわの空の芝居に行きたいと言っている人たちにチケット郵送の手続き。大沢南さんが、奥さんとお子さんと一緒に多摩こども劇場というところにボランティア参加しているという。以前、こども劇場全国センターというところからオノプロでお仕事を貰った(パントマイム芸人さんの派遣を頼まれた)ことがあり、ちょっと興味を持っていろいろ大沢さんに教えてもらった。で、全国のこども劇場の活動をサイトであちこち回ってみていたら、旧知の松元ヒロさんのサイトとリンクされているところがあったので、ちょっとそこを詳しくのぞいていると……“可児おやこ劇場出身の「小栗由加」ちゃんのHPもあります”と、うわの空藤志郎一座のサイトがリ ンクされていたのでわっと仰天した。世間狭すぎ、である。
竹書房のアンソロジー用にいろいろピックアップした作品の掲載本を探してしばし書庫に籠もる。それから昨日書きかけた企画原稿の続き。これが、書いていてムチャクチャに楽しい。脳内アドレナリンが出て、いい気分で書き進める。本来書かねばならぬ原稿があるときの、こういう原稿というのはとにかく楽しい。困ったものではあ るが楽しい。 夏コミに関しては、手続きとダンドリの鬼である女房により、すでに何週間も前に準備はほぼ完了しており、ああ、期日が近づいてきたなあ、という以外に別にドタバタはしないのであるが、チラシその他のこともあり。いろいろ連絡。やはり少しドタ バタ。さなかに弁当。シャケと卵焼きの極めてシンプルなもの。
2時、東武ホテルロビーで竹書房アンソロジーの打ち合わせ、編集Nさん。相変わらず、なんか燕尾服みたいなものを着た姿のコメディアン(?)を含めた、業界の打ち合わせをやっている。アンソロ用の作品をいくつか渡す。タイトルやイラストだけでウケてくれるものが大半。中身は逆にどうってことないが、そのどうってことのなさがミソ。Nさんも明日から盆休みなので、スケジュール打ち合わせ。あと、企画原 稿をちょっと、見て貰って、回し場所を考えてもらうことに。
帰宅して、いよいよせっぱ詰まってきた書き下ろし原稿の件をもう一度整理する。が、どうしてもまだ数日はかかる。本当は明日明後日で完全に完成させねばならぬのであるが。頭がかえって固まってしまう。スケジュール、体力、精神状態等、いろん な要素が複雑すぎにからみあっていたからなあ、7・8月は。
そのままああでないこうでないといじくっているうちに時間だけたつ。メール連絡いくつか。8時帰宅、今日はS井さん、談之助夫妻がお客。談之助さんの差し入れがスタインヘーガーのジンで、これを冷凍庫で冷やして暑気払い。メインディッシュのシチューとこれがまた合う。別にどちらが合わせたというわけではない偶然なのであ るが。コミケの打ち合わせ、次回例会の件など。