12日
木曜日
小さな恋のエロゲー
「どうして11歳でエロゲーをやってはいけないの?」
※『黄昏モンスターズ稽古』 D社書き下ろし原稿
朝8時起床。
寝るのが遅くなると目覚めがよくなるのは不思議。
今までは朝うつによる寝過ぎか。
気がつけば昨日苦しかったゼイゼイヒューヒューもなし。
9時30分、朝食。
しかし寒い。
日記付け、入浴。
白夜書房Sくんから連絡。
ウルトラマンについての原稿をこのあいだ書いて、
ちょっとその中に、これは触れられたくない過去かな、
ということを書き(まあ、最終的にそれは正しかったのだ、と
言ってはいるが)、Sくんからは絶賛されたものの、
円谷チェックで修正の数ヶ所はやむなしであろう、と
覚悟していた。
そしたら、何の修正要求もなくオールOKという
結果だったと報告。円谷プロダクションもさすが、
太っ腹になったというか。
ひとまずホッとする。
D社書き下ろし原稿があるので、それを書いて夕方から
稽古に行こうと思っていたのだが、ハッシーから電話で、
むしろ昼から来て夕方にあがってもらった方がいい、
というので、弁当のみ使い、家を出る。
弁当はシャケ弁だったが、急いでいたので、飯だけ別椀に
とり、お茶をかけて、酒粕漬けのシャケで茶漬けにする。
これが旨い! 毎日、この自家製粕漬けでもいいと思うくらい。
今日の稽古はアニメーションミュージアムのある
杉並会館地下の集会所。荻窪まで地下鉄で行き、バスで5〜6分。
アニメーションミュージアムは何回も足を運んだことのある
場所だが、上の展示室ばかりで、集会所なんてものがどこに
あるのか、まったく知らなかった。
館内案内を見て、地下ということを知って行くが、ちょっと
迷ってしまう。古い建物を改装して使っているところで、
基本構造が昭和っぽくて(アーチ型のくぐり口があったり)好きな
感じではある。稽古場としては集会所、ちょっと狭いが。
で、エチュードシーンやった後、私の出演場面立ち稽古。
台詞はなんとか入っていたのでひと安心。声もよく出て、
演出のハッシーに“いいねえ”と言われる。
自分としては体がまだまだついていっておらず、ダメダメ。
それと、乾燥のせいか風邪っ気のせいか、目がやたらに乾き、
大きな声を出すと涙が出る。私の役は泣いては絶対いけないのである。
これを何とかしないと。
やがて、遅れてきたなべかつさんも揃い、オールスターキャストで
通し稽古。とはいえ、エチュードのところで悪ノリとかいろいろ
あり、爆笑につぐ爆笑。
終ったあとのダメ出しでは、何とハッシーのぬらりひょんに
周囲からダメ出しが。前回公演のときの魚健さんがまさにハマり役
だっただけに、ハッシーとしてもやりにくいところだろう。
5時半くらいまでいてみんなと話し、辞去。
後半の稽古は私とWキャストの親川が来る。
とはいえ親川、この数日の稽古で声がガスガスになっているとの
こと。確かに、太く通る声で話さないといけない役なのだ。
私もガスガスになる可能性大。
気をつけねば。
バスで荻窪。駅前のスーパーSで買い物していこうと入ったが、
買い物システムがわかりづらく、店員の態度にちょっとこっちでかちんと
来てしまったことがあり(ささいなことだがこちらの人間性が
出来てないから仕方ない)、買わずに帰る。
新中野のサントクで。
それから原稿書きに入る。
これは好きなテーマだけに資料を脇に積み上げて、バリバリぱちぱち
やる。途中でバーバラと電話、某社から来ている出版企画の件。
それ以外はひたすら原稿。
後半の結論まで、うまい具合に着地できて、これは快感。
400字詰め原稿用紙換算で20枚、7時から初めて11時半に
書き上げ。まずはそんなところだろうと計算した通りか。
エネルギー出し切ったという感じで頭がボーとしたまま、
読み返して少し修正の後、担当Mさんにメール。
やっと終点が見えてきた、という感じ。予定より数日の遅れでは
あるけれど。
つまみ数点並べて、NHKの昭和史ビデオなど見ながら酒。
冷蔵庫の中のアブラゲと大根の煮付け、悪くなるギリギリの
ところで間に合った、という感じ。後は小茄子の浅漬けと、
ミョウガのジャコとカツブシがけ。これは下北沢の居酒屋で
覚えたつまみだが、超簡単で超美味なので、みなさんお試しを。
作り方というほどのものでもなく、ミョウガを繊切りにして
(さっと水にさらしてもいいが、昨今のミョウガならそんな
こともせずともよし)小鉢に入れ、その上にジャコを盛り、
さらに花ガツオをかけて、醤油をかけて食べる。それだけ。
安いフードプロセッサーが欲しいな、と思いネットで調べる。
どれも一万円以上し、そんなにしょっちゅう使うものでも
ないしな、と思っていたら、なんとアマゾンで、
定価一万五百円の新品を三千八百五十円に値引きしているのを
見つけ、急いで注文する。
*稽古場風景