1日
日曜日
引っ越し日記(最終回)
朝起きて全身が痛い。これは引っ越しのためではなく、ゆうべの酒で
全身の筋肉と内臓が動かぬためであろう。
9時半、親川(仕事部屋に寝かせた)は
「連絡しなかったので奥さんがカンカンに怒っている」
と急いで帰る。私はもう少し寝る。
10時半、朝食と昼食あわせて、目玉焼とご飯、ジャガイモの味噌汁。
12時半、母と共に渋谷へ行く。本来は昨日で終らせるはずが、粗大ゴミ
置き場に鍵がかかっていて入れられず、これを中に納めねばいけないのである。
管理人さんに鍵あけてもらい、どうしても入らないスチールラックのバラした
ものと机を除き、ビデオ類やマットレスなどを運び込む。
最後に部屋に行き、ブレーカー降ろして、10年住いしたこの部屋に別れを
告げる。いささかの感傷あるか、と思ったがあまりないのは、すでに
チャーリーハウスなく時間割なく、新楽飯店もブックファーストもない
渋谷は私にとり、用のない街になってしまったからだろう。
一旦家に帰り、メールで本の引き取り手の皆さんに連絡など。
だいぶ時間遅れて荻窪へ行き、区民会議室で『ルナティック演劇祭』
打ち合わせ。コンクールに出演する4劇団の方々に挨拶。
細かいところも打ち合わせる。
終って、駅前の『さかなや』で打ち上げ。川瀬ゆっこちゃん率いる
高齢者劇団のメンバーが、どこかで見た人だと思ったら石動三六さん
だった。ちょっと面変わりしていたので気づかなかった。
世間は狭い!
今日はさすがに午前様とはいかず、そこを出てハッシー、しら〜、
T田くんとラーメン食って帰宅。