裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

30日

日曜日

結婚を前提におっつけあいさせていただけませんか

親と同居してもいいって言ったのはあなたの方ですよね?

※年末進行 ロフトイベントゲスト

目が覚めて、起きてもいい時間なのに、
まだ今日は夢を見ていないから、ともう一度寝につくことも
あったりする。で、今朝の夢。
ホールのような広く明るい場所にいくつも机と椅子が並び、
食事している者もいれば喫茶店のように談笑している者もおり、
という状態。私もいろんな人(実在・架空おりまぜて)と合う。
以前私の金を持ち逃げした奴はやはり今回も(一万円ほどだが)
持ち逃げし、井上デザインの井上くんは黙々と飯を食っている。
朝日のNさん(夢に初登場)とは何故か椅子談義。
それと、架空であるがやたらサイケなシャツ姿の爺さん三人組
とも話す。CGアート製作プロダクションで、関西では
かなり有名であるらしく、仕事を紹介してもらう。
何やら忘年会じみた夢であった。

9時半起床、原稿〆切がやたら差し迫っているので、
起きてすぐガリガリ。朝食はビーフシチューパン。
なかなか美味。

実相寺昭雄監督の命日が明日で、今日は追悼会が
予定されていて招待状も来ているが私は伺えず。
そう言えば、実相寺監督の映画作品の多くを編集している
浦岡敬一氏が24日、死去している。
『曼陀羅』『哥』『あさき夢みし』などのATG作品から
実相寺作品を編集して長編にした『ウルトラマン』(1979)、
『帝都物語』まで編集しているから、よほど実相寺監督の信頼
篤かったのだろう。ウルトラマンの縁か、その後も円谷プロの
『ウルトラマンZOFFEY』や『ウルトラマン物語』まで
編集を担当している。そういった、既存フィルム編集の名手と
しての最高傑作は小林正樹の『東京裁判』だろう。
編集期間5年間という気の遠くなるような時間に、浦岡氏は
いったいどれくらいのフィルム(アメリカ国防総省の公開資料
映像)を見、つなげ、また切り、またつなげたことだろう。
編集に編集を重ねて、完成した作品が4時間半という大作であった。

昼は昨日の貝焼の残りに卵を落とし、ご飯にぶっかけて。
その後、新宿へ出て『出版業界ホントにあった怖い話』イベントの
ゲスト出演。まあ、ここでは話せないような話題、いろいろ。
Yさんの、昔の産業スパイもどきの取材の話が抜群に面白かった。

終って5時、大坂屋で打ち上げ。
新連載することになったT社のAさんも加わって。
いろいろとアブない話や笑える話、ショボい話など。
明太子もんじゃとコーン玉を頼むが、途中で頼んだ牡蛎バタの、
牡蛎のエキスが焦げて鉄板にこびりついたものがベラボウに旨い。

帰宅、一睡して起き出し、原稿続き。
しかし途中で飲んでしまうとどうしても原稿はかどらず。
なんとかガリガリやって半分ほど仕上げ、あとは明日として
また焼酎飲んで酔いを再度調整する。
『トラトラトラ!』の完全版DVDが発売されるそうで、
3000円台と格安なので買いたいが、しかし特典映像である
日本公開バージョン(渥美清が登場したり、山本五十六の
天皇拝謁シーン〜ただし天皇は椅子で象徴〜が入っている)のは
LDで持っている。どうするかな。

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